1999 Fiscal Year Annual Research Report
古典学の再構築-二十世紀後半の研究成果総括と文化横断的研究による将来的展望-
Project/Area Number |
10183101
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Research Institution | Kobe Gakuin University |
Principal Investigator |
中谷 英明 神戸学院大学, 人文学部, 教授 (20140395)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳永 宗雄 京都大学, 文学研究科, 教授 (70143998)
池田 知久 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (50036555)
内山 勝利 京都大学, 文学研究科, 教授 (80098102)
中務 哲郎 京都大学, 文学研究科, 教授 (50093282)
関根 清三 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (90179341)
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Keywords | 古典学 / 文明の特性 / 世界観 / 人間観 / 新しい価値観 / 西欧中心主義の克服 / データベース / 人文科学の情報処理 |
Research Abstract |
本年度の主要な研究実績は以下のとおりである。 1 総括班会議開催:平成11年6月26日(京都),7月18日(東京),10月24日(京都),平成12年2月20日(東京)(以上4回) 2 調製班会議・調整班研究会:(15回) 3 「古典学研究所」構想:本特定領域総括班は,日本学術会議の3研究連絡委員会(言語文学・東洋学・西洋古典学)に「新しい価値観の構築と古典学研究所について」を提案し,報告案として採択された。この報告案は,3研連の提案を受け,学術会議第1部において審議中である。 4 出版委員会:平成11年11月23日・東京。『講座古典学』(岩波書店)の企画および雑誌『文学』(岩波書店)の「古典学特集」の企画について討議。 5 東西古典学会準備委員会:古典学を統合する「東西古典学会」(仮称)の発足に向けて平成12年2月23日京都において初会合を開いた。 6 古典参考書編集委員会:数度の会合を開き,古典学参考書編集方針を話し合った。 7 広報委員会:ホームページをインターネット上に解説(http://www.kotengaku.bun.kyoto-u.ac.jp) 8 公開シンポジウムの開催:1.II.「いま古典を問う」(平成11年7月17・18日 於統計数理研究所),2.III.「文明と古典」(平成12年3月24・25日 於日本学術会議・東京大学文学部;日本学術会議と共催) 9 出版物: (1)『古典学の現在I』(平成12年3月) (2)『郭店楚簡老子研究』(平成12年・東京);『郭店楚簡の思想史的研究』(平成12年・東京) (3)ニューズレター『古典学の再構築』:4号(平成11年9月),5号(平成12年1月),6号(平成12年3月) 10 データベース構築:1.文部省学研究費研究成果公開促進費(データベース)申請 2.サンスクリットテキストデータベース公開(『シャクンタラー』,『ニルクタ』)
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 裘錫圭: "中国古典学の再構築にあたり注意すべき問題について"シンポジウム「文明と古典」要旨集. 4-15 (2000)
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[Publications] 矢野道夫: "インド暦プログラムPANCANGAについて"古典学の現在. 1巻. 1-17 (2000)
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[Publications] I.R.Whicher: "Liberation in Classical Yoga"シンポジウム「文明と古典」要旨集. 23-35 (2000)
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[Publications] 内山勝利: "解体する自然のさ中なる生--エンペドクレスの新発見断片に寄せて"現代思想. (1999)
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[Publications] 米井力也: "キリシタンと王法・仏法"国文学. 52-55 (1999)
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[Publications] 池田知久: "『郭店楚簡老子研究』"東京大学文学部中国思想文化学研究室. 371 (2000)
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[Publications] 池田知久他: "『郭店楚簡の思想的研究』第3巻"東京大学文学部中国思想文化学研究室. 224 (2000)