2001 Fiscal Year Annual Research Report
アジア太平洋地域の構造変動における米国の位置と役割に関する総合的研究
Project/Area Number |
10201201
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
油井 大三郎 東京大学, 大学院・総合文化研究科・附属アメリカ太平洋地域研究センター, 教授 (50062021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 泰生 東京大学, 大学院・総合文化研究科・附属アメリカ太平洋地域研究センター, 教授 (50194048)
橋本 毅彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (90237941)
児玉 文雄 東京大学, 先端経済工学研究センター, 教授 (20016538)
中野 聡 一橋大学, 大学院・社会学研究科, 助教授 (00227852)
矢口 祐人 東京大学, 大学院・総合文化研究科・附属アメリカ太平洋地域研究センター, 助教授 (00271700)
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Keywords | アメリカ合衆国 / アジア太平洋 / 構造変動 / APEC / 地域統合 |
Research Abstract |
本年度は、5年計画である本科研プロジェクトの4年目にあたるため、第3年目に実施した(A)国際会議や海外調査報告書の刊行を進めるとともに、(B)米国においてアジア太平洋地域に利害関心をもつ民間団体の実態調査を進めた。また、(C)最終的な成果の取りまとめ方についての検討も開始した。さらに、引き続き(D)関連資料の収集や必要設備の整備を行った。 まず、(A)については、平成12年秋に実施した国際会議の議事録(全332ページ)を英文で刊行し、諸外国の研究機関に配布した上、環太平洋地域の主要大学における「太平洋地域研究」の実態調査報告書(80ページ)を英・.和両語で刊行し、環太平洋大学協会(APRU)の年次大会で紹介し、好評を得た。(B)については、首都ワシントンやニューヨークにある貿易・労働・環境・消費者団体などを訪問するとともに、インターネットによる情報収集を行った。(C)については、平成13年7月に開催した第5回全体会議で3年間の成果の中間まとめを議論するとともに、6巻本の報告書の出版計画の章立てなどの検討を開始し、平成14年2月に開催した第6回全体会議では出版計画に沿った報告を行った。(D)については、米国議会におけるアジア太平洋関係資料のマイクロ・フィルムによる収集を進めるとともに、リーダー・プリンターの整備も行った。また、平成13年2月に開催した第4回全体会議の議事録を中心に『ニューズレター』3-1号を平成13年秋に刊行した。
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Research Products
(15 results)
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[Publications] 油井大三郎: "日米関係史"別冊歴史読本・テーマ別検証-歴史教科書大論争-. 9月号. 100-104 (2001)
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[Publications] 油井大三郎: "同時多発テロ事件とパール・ハーバ-の記憶"世界. 2月号. 70-77 (2002)
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[Publications] 油井大三郎: "戦争の記憶とアメリカニズム"歴史と地理. 2月号. (2002)
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[Publications] Yasuo Endo: ""The Other Half of the American Century : Who Has Accepted Which Aspects and Why?""Proceedings of the Kyoto American Studies Summer Seminar. July, '99. 81-89 (2001)
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[Publications] M.Osaki, K.Gemba, F.Kodama: ""Market Growth Models in Which the Potential Market Size Increases with Time,""Portland International Conference on Management of Engineering and Technology. 788-796 (2001)
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[Publications] Kiminori Gemba, Fumio Kodama: ""Diversification Dynamics of the Japanese Industry""Research Policy. vol.30--8. 1165-1184 (2001)
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[Publications] 橋本毅彦: "絵・数・言葉・身ぶり-技術はいかに表現され、伝達されるか"『思想』. 926号. 175-189 (2001)
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[Publications] Koji Terachi: ""War, Democracy and America's Nationalist Ideology : Government Information and Propaganda on America's Role in a Globalizing World""America in a Globalized World [Proceedings of the 36^<th> ASAK(The American Studies Association of Korea) International Conference, at Incheon, Korea]. September 21-22. 243-262 (2001)
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[Publications] 大庭三枝: "『アジア太平洋』地域への道程:日豪の政策担当者と知識人の『自己包摂的地域』の模索"東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士号請求論文. 2月. (2002)
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[Publications] Daizaburo Yui, Yasuo Endo eds.: "Framing the Pacific in the 21^<st> Century : Coexistence and Friction"The University of Tokyo. 1-333 (2001)
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[Publications] Daizaburo Yui, Yasuo Endo eds.: "Yasno Endo, "Japan's Self-Portrait reflected in the Pacific Ocean," in Framing the Pacific in the 21^<st> Century : Coexistence and Friction"The University of Tokyo. 46-69 (2001)
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[Publications] 中野聡: "「米国植民地下のフィリピン国民国家形成」(池端雪浦編『岩波講座東南アジア史第7巻、植民地抵抗運動とナショナリズムの展開』)"岩波書店. 135-159 (2002)
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[Publications] Sheila Hones: ""Distant Disasters, Local Fears : Volcanoes, Earthquakes, Revolution and Passion in The Atlantic Monthly, 1880-84"in Stephen J.Biel, ed., American Disasters"New York University Press, New York. 170-196 (2001)
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[Publications] Sheila Hones: ""What We Can Say About Nature : Familiar Geographies, Science Fiction and Popular Physics,"in Rob Kitchin and James Kneale, eds., 'Lost in Space' : Geographies of Science Fiction"Continuum International Publishing Group, London. 156-166 (2002)
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[Publications] 橋本毅彦: "「核分裂・核融合によるエネルギーの収支決算」(樺山紘一他編:『20世紀の定義 第7巻生きること/死ぬこと』)"岩波書店. 97-121 (2001)