1999 Fiscal Year Annual Research Report
計算困難な問題を利用した公開鍵暗号アルゴリズムの設計とその解析
Project/Area Number |
10205220
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
櫻井 幸一 九州大学, システム情報科学研究科, 助教授 (60264066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 龍明 NTT研究所, セキュリティ基盤グループ, 主幹研究員
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Keywords | 暗号プロトコル / 情報セキュリティ / RSA / 分散暗号 / 閾値暗号 / 秘密分散 / 電子署名 / ユークリッド法 |
Research Abstract |
分散鍵生成に始まり分散復号/署名を行う際に生じる技術的問題点を解決する二つの方式を提案した. 一つは従来の技術[FMY98,FGMY97]に基づく方式で,鍵生成と秘密分散共有時に問題点を解決する処理を埋め込む方法である.もう一つはSimmonsが示したRSA暗号の誤用を問題解決の糸口として応用する方式である.同方式の主なアルゴリズムは我々が文献[MS99]で提案しており,本稿ではその処理に改良を加えた方式を示し,更に強固性を兼ね備えた方式を提案した. 前者では,復号/署名処理時の計算コストが小さいため,最終的に平文/署名文を算出する側が計算処理能力の小さい装置しか持たない環境に適している.一方,後者では鍵生成時の計算コストを復号/署名処理時に移し変え,各シェア保持者の負荷を削減することができる. 本稿での提案方式の比較は,分散暗号プロトコルの実行時のコストを考慮した独自の評価基準に基づいている.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] M,Shingo,K.Sakurai,and M.Yung: "On Threshold RSA-signing with no dealer"PreProc.2nd International Conference on Information Security and Cryptology December 9-10,1999 Korea University,Seoul,Korea. 187-198 (1999)
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[Publications] 櫻井 幸一、宮崎 真悟、モチ・ヤング: "RSAに対する分散署名"電子情報通信学会技術研究報告(コンピュテーション研究会). COMP99-74. 41-47 (2000)
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[Publications] 宮崎 真悟、櫻井 幸一、モチ・ヤング: "RSAに対する分散署名"暗号と情報セキュリティ・シンポジウム(SCIS2000). SCIS2000-A37. 1-6 (2000)
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[Publications] M.Abe and T.Okamoto: "A signature scheme with message recovery as secure as discrete logarithm"Proc.ASIACRYPT'99,Springer. LNCS 1716. 378-389 (1999)