1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10209202
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
江口 徹 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20151970)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲見 武夫 中央大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (20012487)
坂井 典祐 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (80108448)
柳田 勉 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (10125677)
梁 成吉 筑波大学, 物理学系, 教授 (70201118)
風間 洋一 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (60144317)
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Keywords | 超対称性 / 超弦理論 / 統一理論 / 格子ゲージ理論 / AdS / CFT対応 |
Research Abstract |
特定領域研究「超対称と素粒子の統一理論」の総括班は昨年度に引き続き,領域研究の国内連絡,外国人研究者の招聘,研究成果の刊行等の活動を行った.特に次の4つの研究集会を企画,主催した. (1)「Summer Instutute'99」,日経連人材開発センター富士研修所(山梨県富士吉田市),平成11年8月7日-8月21日.参加者のべ約100名.前半が超弦理論後半が現象論中心の滞在型研究集会.活発な議論が展開され成功を収めた.現在までにこの研究会に感謝する論文が十数篇出版されている. (2)Workshop"Developments in Superstring and M-Theory",京大基研,平成11年10月27日-29日.参加者約80人.外国人講師を3名招いて,超弦理論の最近の進展,特にAdS/CFT対応,AdS_3空間やSingular Calabi-Yau多様体上の弦理論について議論した. (3)「超対称性,カイラル対称性と格子ゲージ理論」,新潟大学,平成11年11月17日-19日.参加者約30人.最近の格子ゲージ理論の発展,特に格子上のカイラル対称性に関する新しい試みを中心に議論した. (4)「Recent Advances in String Theory」,東大数理科学研究科,平成11年12月8日-10日.参加者数十名.外国人講師4名を招いて,超弦理論のトピックス(AdS_5/CFT_4対応,D_5/D_1系,DブレーンとK理論,位相的弦理論など)を議論した. また,平成12年2月21日一22日に東大本郷で11年度の総括研究集会を開いた. 「Summer Instutute'99」の成果は活動報告集に収められている.研究会(2),(3),(4)はそれぞれ幾つかの計画班が中心となってオーガナイズされたものでいずれも盛会であった.研究連絡,連携は順調に行われている.これらの研究会の成果は近く特定領域研究の出版物として刊行される.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] T. Inami: "The Continuum Limit of the Integrable Open Spin-1/2 Chain"Journ. Phys. Soc. Japan. 68. 319-321 (1999)
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[Publications] Y. Kazama: "Interaction of D-string with F-string : A Path-Integral Formalism"Int. J. Mod. Phys.. A14. 1531-1550 (1999)
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[Publications] N. Sakai: "Duality Symmetries in Non-Linear Gauge Theories"Int. J. Mod. Phys.. A7. 1139-1149 (1999)
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[Publications] T. Yanagida: "Bimaximal neutrino mixing in SD(10) (GUT)"Phys. Rev.. D59. 017303 (1999)
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[Publications] S. K. Yang: "Seiberg-Witten Geometry with Various Matter Contents"Nucl. Phys.. B537. 344-360 (1999)