2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10301005
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
古賀 一男 名古屋大学, 環境医学研究所, 助教授 (30089099)
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Keywords | 重力 / 眼球運動 / 頭部運動 / 運動刺激 / HMD |
Research Abstract |
本研究課題では、 ・頭部の非動化を解除し、自由に頭部を運動させ、その時に頭部運動を補償するような眼球運動が生じた時に、その眼球運動が(動く視対象)の運動をどのように修飾するかという点について、 ・精密な頭部運動、ならびに眼球運動の計測を行い、被験者の運動印象の知覚との関連性を検証することを実験的に検討することをおこなった. ・本年度は,頭部搭載型のヘッド・マウント・ディスプレー上に動画像を呈示し、身体運動が運動知覚に関与する要因を様々な実験変数によって検討することを主としておこなった.また,既存のグラフィックディスプレーによって様々な運動方向と速度をもつ運動刺激をプログラムし、パラメータの操作によって簡単に動的視覚刺激が多様に運用できるような基本的システムの作成を作成し,それを用いて視覚的動刺激を頭部搭載型のディスプレー(Head mounted display)(既存)に導出した. ・被験者の頭部が運動しても、運動刺激自体は被験者の挙動に同期するような事態を設定し検討を加えた.同様な事態で眼球運動に動機して視覚的動刺激の、i)速度成分、ii)運動方向成分にフィードバックをかけることで眼球運動とインターラクティブな刺激生成事態を可能にする実験状況を確立し,重力パラメータが頭部-眼球の協応系でどのように順応と改善を見せるかについても検討を加えた.
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Research Products
(8 results)
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[Publications] K.Koga: "Gravity cue gives implicit effects to the human behavior under the altered gravity environments"Aviation, Space and Environmental Medicine. 71・9. 78-86 (2000)
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[Publications] K.Koga: "Motion perception modified by eye movements "Swiss Journal of Psychology. 59・2. 108-114 (2000)
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[Publications] Kobayashi K.,Koga K.etc.: "TNF α-dependent activation of NF-κ B in human osteoblastic HOS-TE85 cells is repressed in vector-averaged gravity using clinostat rotation"Biochemical and biophysical Research Communications. 279・4. 258-264 (2000)
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[Publications] 古賀一男: "「視覚行動のサブシステム」から「行動のサブシステムとしての視覚」本田仁視の「Optic flow」について"Vision. 12・1. 31-33 (2000)
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[Publications] Groner R.,Groner,M.T.and Koga K: "Human Motion Perception, Eye Movements, and Orientation in Visual Space"Swiss Journal of Psychology. 59・2. 85-88 (2000)
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[Publications] 古賀一男: "システムと安全その3-高空交通を支える管制システム-"労働の科学. 55・2. 110-111 (2000)
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[Publications] 古賀一男: "「視覚情報処理ハンドブック」日本視覚学会・編"朝倉書店/東京. 656 (2000)
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[Publications] 古賀一男: "宇宙環境における有人活動.「技術予測シリーズ:21世紀に期待される技術〜その将来展望」"日本ビジネス刊行レポート/東京. 290 (2000)