1998 Fiscal Year Annual Research Report
DNA多型マーカーを用いたニワトリQTLの解析と染色体地図の作製
Project/Area Number |
10306017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
山本 義雄 広島大学, 生物生産学部, 教授 (10032103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 秀彰 農業生物資源研究所, 遺伝資源第一部, 技官(主任研究官)
都築 政起 広島大学, 生物生産学部, 助教授 (70212058)
松田 洋一 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (70165835)
古澤 修一 広島大学, 生物生産学部, 助教授 (80130037)
松田 治男 広島大学, 生物生産学部, 教授 (80116863)
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Keywords | ニワトリ / DNAマーカー / QTL / 連鎖解析 / 染色体地図 / reference family |
Research Abstract |
「QTL解析に用いるreference familyの作出」 新規に開発したマイクロサテライト(MS)マーカーを用いて、大シャモと近交系の白色レグホーンについて多型解析を行ない、両品種間で多型の認められた雄3羽と雌9羽をそれぞれ親世代として選択した。両品種の正逆交配によりそれぞれ64羽のF1世代を作出した。 「親世代の経済形質」 生長関連形質として、70週齢までの体重、脚長を測定した結果、いずれの週齢においてもシャモは白色レグホーンに比べて有意に大きい値を示した。産卵形質に関しては、初産日齢、産卵率では白色レグホーンが有意に優れていたが、卵重、卵殻強度、卵殻重などではシャモが有意に優れていた。 「DNAマーカーの開発」 ニワトリ由来のライブラリーからCAリピートを含むクローンから20個のMSマーカーを単離し、両品種における多型解析の結果、17個のマーカーが多型を示した。また、RLGS法により、50個のマクロ染色体特異的コスミドクローンと90個のミクロ染色体特異的クローンを単離した。 「免疫関連遺伝子の解析」 サイトカイン遺伝子については、IL-1,IL-2,IFNγ遺伝子の検出できるPCR用プローブを開発し、ドットハイブリダイゼーションにより確認を行なった。
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