1998 Fiscal Year Annual Research Report
仮想現実空間内での「しぐさ」と「相互作用」による情報検索の研究
Project/Area Number |
10308012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
牧之内 顕文 九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 教授 (30221576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 邦彦 九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 助手 (50274494)
黒木 進 九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 助手 (20225288)
吉田 紀彦 長崎大学, 工学部, 教授 (00182775)
松永 勝也 九州大学, 大学院システム情報科学研究科, 教授 (10036999)
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Keywords | バーチャルリアリティ / 情報検索 / ジェスチャ / 知的インタフェース / 空間メタファ |
Research Abstract |
本年度は小規模なプロトタイブを試作し,以下の研究を行った. ・ 情報検索のための「しぐさ」の基礎的研究 データベースの検索においては,問合せ言語を用いるのが一般的である.問合せ言語を用いると,利用経験の少ない利用者にとって所望のデータを自由に検索ことは困難である.そこで,この研究では人間が日常生活で物を探したり,指し示す「しぐさ」をピックアップし,データベースに対する操作との対応付けした.この対応関係を利用して,コンピュータグラフィックスを用いて視覚化されたデータの集合に対して「しぐさ」を用いて検索できるように,バーチャルリアリティシステムを整備した. ・ 「しぐさ」によって定義される操作に対するリアクションの研究 上で定義された「しぐさ」に従って,データベースに対する操作を利用者は定義する.利用者によって入力された操作に対するシステムの出力を決め,実装した.たとえば,利用者がバーチャルリアリティ機器を通して画面上のデータに「触れる」という「しぐさ」によってデータを指定すると,そのデータを表現する画面上のメタファ(立体図形として表現)の色が変わるという出力が画面上で得られる. ・ 各種データの3次元空間表現 コンピュータグラフィックスを用いて空間データを視覚化するだけでなく,非空間データも取り扱う.非空間データを空間データと同様に視覚化するために立体図形というメタファを用いた.メタファで表現されたデータに対する「しぐさ」による検索を一般的に論じるために,R^*-treeというインデックスを用いた.そしてデータに対する操作をインデックスに関する操作に抽象化した.そして,メタファを用いて抽象化されたデータに対する抽象的な操作を表す「しぐさ」を用いて利用者はデータの検索ができるようになった.
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Research Products
(10 results)
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[Publications] M.Ohtsuki et al.: "Visual Aids for Cataloging and CodeGeneration for SGML-based Documents ofDesign Patterns" Proc.3rd World Conf.IntegratedDesign and Process Technology. 305-312 (1998)
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[Publications] Z.Aghbari et al.: "A Motion-Lovcation Based IndexingMethod for Retrieving MPEG Videos" Proc.9th Int.Workshop on Database and Expert Systems Appli-cations. 102-107 (1998)
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[Publications] G.Wanng et al.: "Design and Performance Evaluation of a DSVM Based Parallel Hash Join Algorithm for Object Database in NOW Environments" Proc.9th ISCA 11th Int.Conf.Paralleland Distributed computing Systems. 177-182 (1998)
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[Publications] 安岡智宏(他): "単純化トーナメント選択法による定常状態GAハードウェア" 第8回インテリジェント・システム・シンポジウム論文集. 329-332 (1998)
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[Publications] B.Wang et al.: "Implementiug Sequoia 2000 Benchmark onShusse-Uo and Its Performance" Proc. Int. Workshop on New Database Technologies for Collaborative Work Support and Spatio-Temporal Data Management(NewDB‘98). 501-512 (1998)
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[Publications] H.Horinokuchi et al.: "A Spatiotemporal Query Processor Based on Simplicial Representation" Proc. Int. Workshop on New Database Technologies for Collaborative Work Support and Spatio-Temporal Data Management(NewDB‘98). 521-532 (1998)
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[Publications] T.Jin et al.: "Generalized Distributed Locking for a Network of Workstations with Persistent Dis- tributed Shared Virtual Memory-Implementation and Performance-" Proc.9th Int.Conf.Management of Data. 297-312 (1998)
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[Publications] 堀之口浩征(他): "時空間データベースインデックス正規化R^※-treeの実装と性能テスト" 情報処理学会論文誌. 40(掲載決定). (1999)
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[Publications] 黒木進(他): "凸胞複体表現されたd次元多面体の集合演算アルゴリズム" 九州大学大学院システム情報科学研究科報告. 4(掲載決定). (1999)
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[Publications] 黒木進(他): "位相空間データモデルUniverseの時間、空間、時空間データ表現" 情報処理学会論文誌. 40(掲載決定). (1999)