2001 Fiscal Year Annual Research Report
仮想現実空間内での「しぐさ」と「相互作用」による情報検索法の研究
Project/Area Number |
10308012
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
牧之内 顕文 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (30221576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒木 進 広島市立大学, 情報科学部, 助教授 (20225288)
吉田 紀彦 長崎大学, 工学部, 教授 (00182775)
松永 勝也 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (10036999)
大月 美佳 佐賀大学, 情報科学部, 講師 (20315138)
金子 邦彦 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 助教授 (50274494)
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Keywords | データベース視覚化 / データベース空間化 / 空間データベース / マルチメディアデータベース / 画像データベース / ビデオデータベース / 仮想空間 / 情報検索 |
Research Abstract |
仮想空間の構築が容易になってきたことから、それを利用して「情報を検索」する技術を研究開発してきた. 没入型仮想空間を利用した情報検索には、主に3つの基盤技術が必要である. (1)データベースの空間化と視覚化 (2)没入型仮想空間の構築 (3)ユーザを代表して空間内を移動するアバターの制御 (4)マルチメディアデータベース (1)については、関係データベースの空間化について研究し、空間OLAPモデルを提案した.また、オブジェクトデータベースを例にとり、それを半自動的に視覚化する手法を提案し、一部実装した.(2)については、3次元仮想空間を実際に作り、ヘッドマウントディスプレイとデータグローブを装着したユーザがあたかもその空間内に入り込めるシステムを試作した.しかし、ユーザの動きを感知するセンサの精度や装着するヘッドマウントディスプレイ・データグローブがわずらわしく、現在の装置では没入型仮想空間の利用は実際的でないとの結論を得た.その代わり、人間の動きを忠実にまねるアバターをコンピュータ・グラフックで作り、それをアニメーションにより制御することを考えた.そのため、人間のアニメーション作成技術を開発した.一方、データとしては画像やビデオも考えられるので、それらをデータベース化するためのモデル化技術と検索技術とを研究した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 牧之内 顕文: "空間OLAP-関係モデルの空間表現とその応用-"電子情報通信学会技術研究報告 DE2001-78〜104. 101・193. 83-90 (2001)
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[Publications] 大久保 将也: "情報検索のための没入型仮想現実インタフェースの構築"第10回データ工学ワークショップDEWS'99. 5A5 (1999)
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[Publications] Zaher Aghbari: "Topological Modeling : A Dimensionarity Reduction Method for Video Search"Proc.ACM SAC 2002. (in press). (2002)
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[Publications] Masaki Oshita: "Dynamic Motion Control Technique Human-like Articulated Figures"Proc.EUROGRAPHICS2001, Computer Graphics Forum. 20・3. 192-202 (2001)
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[Publications] 尾下 真樹: "オブジェクト指向データベースの半自動可視化環境"情報処理学会論文誌:データベース. 42・SIG1. 56-69 (2001)
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[Publications] 呉 君〓: "Wavelet-SOMに基づいた類似画像検索システムの設計・実装と性能評価"情報処理学会論文誌:データベース. 42・SIG1. 1-11 (2001)