2000 Fiscal Year Annual Research Report
科学技術情報社会のライフスキルとしての知識経営能力育成プログラムの開発
Project/Area Number |
10358003
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
野上 智行 神戸大学, 学長 (80127688)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
城 仁士 神戸大学, 発達科学部, 教授 (40145214)
中島 秀人 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (40217724)
小川 正賢 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (80143139)
高橋 正 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (30179494)
蛯名 邦禎 神戸大学, 発達科学部, 教授 (50151999)
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Keywords | ライフスキル / 科学技術情報社会 / 知識経営能力 / サイエンスマスター / コラボレーション |
Research Abstract |
本年度は研究開発の第3年度であり,平成10-11年度の成果を基にして,下記の研究を遂行した。 A 科学技術情報社会に求められる知識経営能力の具体像をさらに明確にした。この成果の一部を,日本科学教育学会第24回大会(静岡),日本理科教育学会第50回全国大会(宇都宮)等において論文や口頭発表の形で公表した。 小川こよって,「サイエンスマスター」育成の観点から知識経営能力の具体像をより詳細に検討した。 中島によって,科学史の分析から現代の科学技術社会における科学の営みの特徴明確にした。 小田によって,高齢化社会での知識経営能力の実像を,スウェーデン,デンマークで調査した。特にウプサラ大学において知識経営能力育成のあり方について協議した。 B 知識経営能力育成プログラムの実験的な試行とプログラムの改訂を行った。この成果の一部を,日本科学教育学会第24回大会(静岡)論文集,人間科学研究,神戸大学発達科学部研究紀要等において発表した。 野上を中心として,中学校と高等学校におけるプログラム開発と評価を行った。 城を中心として,高齢者によるコラボレーションによる知の流動を実験的に試行した。 蛯名を中心として,大学における知のネットワークの実験と評価を試みた。 高橋を中心として,情報ネットワーク上での数式を基礎とした知の構築を試みた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 川野和也: "科学教育における知識のマネジメントに関する研究-兵庫県立御影高等学校における「環境科学」プログラムの開発と実践を事例として-"日本科学教育学会第24回年会論文集. 301-302 (2000)
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[Publications] 伊藤博: "中学校における博物館学習を成立させるためのマネジメントに関する臨床的研究"日本科学教育学会第24回年会論文集. 273-274 (2000)
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[Publications] 小川正賢: "科学技術系人材育成の新しい動向-サイエンス・マスターを例にして-"日本科学教育学会第24回大会(静岡). (2000)
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[Publications] 原平充: "コラボレーションによる知の流動をめぐって-向日市エイジングラボプロジェクトを事例として-"人間科学研究. 第8巻第1号. 57-66 (2000)
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[Publications] Takahashi、Tadashi: "Practical Use and its Subject of Computer Algebra Systems in Mathematics Education"JOSAI MATHEMATICAL MONOGRAPHS. No.2. 87-89 (2000)
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[Publications] 蛯名邦禎: "知のネットワーキングのメカニズムと知のネットワーキングの場としての発達科学部"神戸大学発達科学部研究紀要. 第7巻 第3号. 107-124 (2000)