1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10400008
|
Research Institution | National Institute of Polar Research |
Principal Investigator |
平澤 威男 国立極地研究所, 所長 (30011571)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
麻生 武彦 国立極地研究所, 北極圏環境研究センター, 教授 (10026255)
古在 由秀 国立天文大学, 名誉教授 (70012789)
大家 寛 東北大学, 理学研究科, 教授 (80025931)
平澤 朋郎 東北大学, 理学研究科, 教授 (80011568)
田中 正之 東北大学, 理学部, 教授 (90004340)
|
Keywords | 地球科学 / 太陽地球科学 / 固体地球科学 / 大気水圈科学 / 惑星科学 / 地球観 |
Research Abstract |
地球科学の最近の研究動向について調査分析を行い現状の適確な把握と将来への提言を行うことを目的として研究が進められた。先ず、これ迄の地球科学各分野の発展を測地学100年の記念すべき年と合わせて概観する目的で記念シンポジウムを開催した。ここでは地球科学全般についてその歴史を、また太陽地球科学分野ではとくに大きな発展を遂げたレーダー大気観測について、大気水圏科学分野ではエルニーニョ現象の解明を通しての気候システム科学の発展を、地震学の分野では地震予知の新たな展開の現状を、火山学ではマグマダイナミックスと噴火予知について、宇宙空間と惑星科学分野は探査機の果たした大きな役割を、又測地学分野では宇宙技術を用いた進展を、それぞれの辿った道程と近未来展望を併せて各分野のトップレベルの研究者が統括し、これをまとめてシンポジウム報告集「地球観の新しい奔流」と題して上梓した。次いで次年度に計画している21世紀の地球科学に対する提言の取りまとめを行うため分科会を固体地球科学、大気海洋・降水科学、超高層科学の3つについて組織することなど本研究の具体的な進め方について種々検討を行った。
|
Research Products
(1 results)