1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10400008
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Research Institution | National Institute of Polar Research |
Principal Investigator |
平澤 威男 国立極地研究所, 所長 (30011571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大家 寛 東北大学, 理学研究科, 教授 (80025931)
平澤 朋郎 東北大学, 理学研究科, 教授 (80011568)
田中 正之 東北大学, 理学研究科, 教授 (90004340)
麻生 武彦 北極圏環境研究センター, 教授 (10026255)
古在 由秀 国立天文台, 名誉教授 (70012789)
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Keywords | 地球科学 / 太陽地球科学 / 固体地球科学 / 大気水圏科学 / 惑星科学 / 地球観 / 地震学 / 火山学 |
Research Abstract |
本年度は、平成10年度の成果として出版されたシンポジウム集「地球観の新しい奔流」を広く国内に配布し、また関連研究者との議論を行うなど、当該研究調査を続けた。同シンポジウム集の地震学と測地学の項で述べているように、米国によって開発された人工衛星を用いた位置決定システムであるGPS(全地球測位システム)は地球科学の広い範囲に亘って広汎な応用と多大な貢献を期待されており、これを利用した新しい観測技術が地球科学の謎を解明する新しい有力なツールとして、大きな地歩を占めると考えられる。平成11年度においては、つくば市で開催されるGPS国際シンポジウム〜地球科学への応用(International Symposium on GPS〜Application to Earth Sciences and Interaction with Other Space Geodetic Techniques)が、本調査研究の目的に密接に関連することから、このシンポジウムに連携、協力する形で各分野へのGPS技法の応用等について調査研究を行った。シンポジウムの成果概要、とりわけ地震学、火山学、測地学、気象学、電離圏物理学等地球科学の各分野への応用の現況と動向については、東京大学地震研究所から寄せられた全体報告、ならびに各セッションの報告として本研究の成果報告書に纏めた。 また、平成11年度は、超高層分野の班員がカナダトロントで開催された第16回国際電波科学連合(URSI)総会に出席し、地球惑星電波科学全般についての国際的な研究現況と動向の調査研究を行った。その後、同班員が中心となりわが国における惑星探査将来計画への提言が取り纏められた。これは本報告別冊として上梓の予定である。
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Research Products
(1 results)