2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10410037
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
清水 克彦 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 総括研究官 (00192609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奈須 正裕 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 総括研究官 (40260989)
山田 兼尚 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 部長 (40000070)
高浦 勝義 国立教育政策研究所, 初等中等教育研究部, 部長 (40110093)
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Keywords | ポートフォリオ評価 / 教育評価 |
Research Abstract |
本年度は、研究の最終年度として、新しい評価方法についての実際の訪問調査と、研究成果の発表を行った。その概要は以下の通りである。 (1)米国のポートフォリオ評価の実践についての訪問調査 この訪問調査では、いままで先行研究や資料にもとづいて分析してきたオーセンティックアセスメントならびにポートフォリオ評価について、米国の実践校での実践を実際に訪問調査し、その効果と問題点を探った。実際に訪問した地区と学校は以下の通りである。 1)ミズーリ州コロンビア地区 この地区では、ミズーリ大学コロンビア校で行われている教員養成におけるポートフォリオ評価の活用、近隣の小学校で行われている児童ポートフォリオの実践ならびに教師ポートフォリオの活用について、校長・教員・学生にインタビュー調査を行った。 2)カリフォルニア州サンディエゴ地区 この地区では、同じくサンディエゴ州立大学における教員養成でのポートフォリオの活用ならびに、オファレル・コミュニティー・スクールにおけるポートフォリオ評価の実践について、教員を中心にインタビュー調査を実行した。 これらの調査から、その効用が広く認められていることに比べて、実際に活用する際には、評価にかかる時間や労力の問題が付きまとっていることなどが明らかになった。 (2)研究成果の発表 本研究の成果を、研究所主催の教育公開セミナー(長崎県で開催)(約500名参加)で、清水と奈須が、それぞれポートフォリオ評価の活用、次期の学習指導要領下での総合的な学習の時間での評価を踏まえたカリキュラム作りなどについて、研究成果を発表した。また、その他にも啓蒙論文や研究論文などで、その研究成果を発表した。
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