2000 Fiscal Year Annual Research Report
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10410048
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| Research Institution | Kyushu University |
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Principal Investigator |
小川 全夫 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 教授 (40041016)
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| Keywords | 高齢者 / 地理的移動 / 地域再組織化 / 地域計画 / 移動効果論 / 農村高齢化 / 退職者の町 / サービス評価 |
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| Research Abstract |
平成12年6月にウェスト・ヴァジニア大学によって開催された農村高齢化世界会議に出席し、参加した学者と高齢者地理的移動研究について協議を行った。前年度の専門家会議の結果報告書も発行され、世界の高齢化問題を考える時には地理的移動の問題を重視しなければならないことが確認された。
その帰途カリフォルニア大学ロサンゼルス校で高齢者の地域再組織化について研究協議を行った。
平成12年12月から13年1月にかけて、山口県大島郡4町で、高齢者の転入状況及び地域再組織化過程についてヒヤリング調査を行った。ヒヤリングには調査員を動員した。ここは高齢者モデル居住圏としての広域行政を組んでいるが、なお独自の高齢者サービスを構築している実態が明らかになり、現下の地域再組織化の実態が明らかになった。
3年間にわたる調査の資料を整理し、原稿を作成し、報告書を作成した。内容は、「地域社会と高齢者」、「高齢者移動の社会的効果論」、「日本の高齢者の地理的移動」、「高齢者転入超過市町村の認識状況」、「日本の高齢者受け入れ地域における動向」、「山口県大島郡における地域再組織化の実態」、「アメリカにおける高齢者の地域再組織化」、「高齢者の地理的移動と地域再組織化の国際的含意」、「資料」からなっている。
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