1998 Fiscal Year Annual Research Report
地方分権化時代の公教育における適切な合意形成のあり方についての実証的研究
Project/Area Number |
10410066
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浦野 東洋一 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70002467)
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Keywords | 開かれた学校づくり / 学校参加 / 生徒参加 / 父母参加 / 住民参加 / 国民の教育権 / 三者協議会 / 土佐の教育改革 |
Research Abstract |
公教育における適切な合意形成の在り方について、2つの事例研究を実施した。 1、 ひとつは長野県(立)辰野高等学校における「三者(教職員代表、生徒代表、PTA代表による)協議会」と「地域フォーラム」(地域住民も参加するフォーラム)の実施についてである。同校を訪問し、校長、教職員、生徒会役員、PTA役員、同窓会役員等にインタビュー調査を実施し、「三者協議会」と「地域フォーラム」の設置に至る経緯を明らかにすることができた。 また、「三者協議会」「フォーラム」を見学し、その実際と意義について明らかにすることができた。1999年1月に同高校2,3年生全員を対象としたアンケート調査を実施した。その結果の分析は、1999年度の作業となる。 2、 いまひとつは、橋本県知事が選挙公約によって推薦している「土佐の教育改革」のうちの「開かれた学校づくり」の実施についてである。 高知県教育委員会、いくつかの町村教育委員会、教職員組合などを訪問し、資料収集とインタビュー調査を行い、その概要を知ることができた。 全国で初めて設置された「地域教育指導主事」(県から市町村教育委員会事務局に派遣)に面接し、その職務内容、仕事の実際について知ることができた。 いくつかの公立小、中、学校を訪問し、「開かれた学校」づくりの実際について調査した。また、公立学校と対比するため一つの私立学校(中高一貫校)を訪問調査した。 1999年2月に高知県の公立小・中・高等学校長全員、および無作為抽出による同教員を対象とするアンケート調査(サンプル数約1,250)を実施した。その結果の分析は、1999年度の作業となる。
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[Publications] 浦野東洋一: "校長と職員会議の理論-学校運営のビジョン-(序説)" 季刊 高校のひろば. 29号. 22-30 (1998)
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[Publications] 浦野東洋一: "校長と職員会議の理論-学校運営のビジョン-(序説のニ)" 季刊 高校のひろば. 30号. 46-53 (1998)
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[Publications] 浦野東洋一: "校長と職員会議の理論-学校運営のビジョン-(序説の三)" 季刊 高校のひろば. 31号. (1999)
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[Publications] 浦野東洋一: "開かれた学校運営の課題" 月刊 高校教育. 32巻4号. 56-63 (1999)