1998 Fiscal Year Annual Research Report
グループウェアを活用した欧州統合と福祉国家体制の受容に関する共同研究
Project/Area Number |
10420014
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木戸 衛一 大阪大学, 国際公共改革研究科, 助教授 (70204930)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市川 ひろみ 今治明誌短期大学, 幼児教育学科, 専任講師
中谷 毅 愛知学院大学, 法学部, 助教授
野田 昌吾 大阪市立大学, 法学部, 助教授 (50275236)
安野 正明 広島大学, 総合科学部, 助教授 (80202365)
筒井 洋一 富山大学, 人文学部, 教授 (20197734)
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Keywords | 社会民対義 / グループウェア / 福祉国家 / 社会的公正 |
Research Abstract |
本年度は、科学研究費補助金の交付決定が正式に通知されたのが12月16日という時期であったため、本共同研究の趣旨に合到した研究環境を速やかに整備することに各人が努めた。通信ネットワークおよびグループウェアの構築・利用の経験のある筒井が、本研究の組織全体の通信基盤および技術講習を行い、その結果、メーリングリストを用いた情報の相互交換が可能となるなど、共同研究参加者全員が一定レベルのネットワークスキルを確保できるように努めた。 他方、研究面においては、2度にわたって研究会を組織し、問題意識のすりあわせと研究水準の向上を図った。その際、とりわけドイツにおける政権交代に象徴されるように、欧州において社会的公正という基本価値が再確認されているものの、旧態依然たる福祉国家体制という選択肢はもはや存在せず、そのなかで苦闘している欧州各国の現状について意見が交換された。研究会を通じて、(1)本共同研究参加者が本来専門としているドイツ政治に関して、より包括的な資料収集が要求されること、(2)しかし研究の視座をドイツに限ることなく、広く欧州の問題に積極的に取り組む必要があることが共通認識として確立された。 また、欧州諸国の専門家との情報交換や議論を行うための基礎作業も進め、通信ネットワークの利用可能な研究者や大学を検索した。
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Research Products
(1 results)