1998 Fiscal Year Annual Research Report
手話とライブCG技術を用いた非言語通信技術の開発と通信衛星利用異言語間通信実験
Project/Area Number |
10450142
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
青木 由直 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90001180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三橋 龍一 北海道工業大学, 工学部, 助教授 (90254698)
初田 健 北海道工業大学, 工学部, 教授 (10198757)
棚橋 真 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90250480)
川嶋 稔夫 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20152952)
山本 強 北海道大学, 大型計算機センター, 教授 (80158287)
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Keywords | 手話CGアニメーション / Lifo言語 / MATLAB / アバタ(Avatar) / 通信衛星 / クライアント-サーバシステム / 日韓手話通信 / 化身話 |
Research Abstract |
本研究の巨的である手話のライブCG-アニメーーションの生成に関して、高速処理という観点からLispとForthの中間言語であるLifo言語による手話アニメーション作成システムを開発中であり、切り紙モデルと名づけた2次元モデルを3次元空間で動かすCGアニメーションシステムを試作し、簡単なCG手話アニメーションを制作した。さらにインターネットでLifoによる手話表示システムを利用するため、Java環境でLifoを動かすシステムを構築中である。プログラミングやソフトウェアの保守上での容易さの観点から、MATLABによる手話のCGアニメーション生成を試みて、日韓両国の手話通信システムに利用するための検討を行ない、成果を得た。これは、研究目的の一つが非言語通信の技術開発であるため、言語の壁をこえた通信の可能性追求の検討を、日本語と韓国語のような言語体系が近い場合を例に選んでの検証実験であり、知見を得ている。その際、本研究の手話通信が、自己を表象化してサイバースペース内でのナビゲーションを行なうためのアバタ(Avatar)技術として利用できる事を確かめ、化身話(Avatar Langulage)という新しい概念を発展させる糸口をつかんだ。通信衛星による手話画像伝送実験も本研究の目的であり、現在利用しているJCSATの通信衛星によるプログラム伝送と受信後のデータ(プログラム)からCG手話画像を再生する知的通信方式の伝送実験を、地球局の自局折り返し実験で確かめている。また、将来の衛星経由のインターネットでの手話通信のためのクライアント-サーバシステムの試作を行ない、送受信のそれぞれでの手話のCG7アニメーションをコンピュータの画面に同時に表示するシステムを試作して実験を行ない、次年度のシステム開発の基礎データを得た。
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