1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10450157
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
田村 安孝 山形大学, 工学部, 教授 (40171904)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
湯浅 哲也 山形大学, 工学部, 助教授 (30240146)
赤塚 孝雄 山形大学, 工学部, 教授 (80091875)
小山 清人 山形大学, 工学部, 教授 (60007218)
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Keywords | 多次元信号処理 / 超音波アレイセンサ / Δ-Σ変調 / 指向性制御 / 高分子圧電トランスデューサ |
Research Abstract |
1.シミュレーションによる評価 シミュレーションにより安定性の解析と、アレイの配置や駆動周波数のS/Nへの影響を評価した。その結果、空間的フィルタの挿入により、アレイ素子の間引き(デシメーション)が可能であり、素子数の減少と素子間隔の拡大、S/Nの改善に効果があることがわかった。 2.回路の設計とLSIの論理合成 空間フィルタ演算を行う受動電子回路を設計してSPICEにより検証した。また、LSIの設計データを基に、論理合成を行なった。 3.多次元符号化システムの構成 上記の信号処理回路にコンピュータとのインタフェースと駆動回路を自作し付加した。センサ基板にインピーダンス変換回路等を実装した。デジタル信号とアナログ信号の同時観測が可能なミックスドシグナルスコープにより回路の動作チェックと調整を行なった。 4.高分子薄膜センサアレイの構成 平成10年度のデータを基に、新たに超音波センサアレイを試作した。新しい方法により作製した素子は直径1.2mmの円形の電極を持ち、従来のニードルハイドロホンと同等の性能であった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Y.Tamura: "Three-Dimensional lmaging System Using Ultrasonic Encoded Wavefront -High Speed Computation and Array Geometry"Jpn. J. Appl. Phys. 38. 3399-3402 (1999)
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[Publications] 吉澤重則: "波面符号送信を用いる3次元超音波撮像 振幅重み付けを取り入れた合成開口"超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム予稿集. 20. 173-174 (1999)
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[Publications] 高橋知伸: "レーザーポーリングによる圧電膜P(VDF-TrFE)の評価"超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム予稿集. 20. 249-250 (1999)
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[Publications] 不和慎吾: "多次元ΔΣ変調を用いた音場制御 1ビット信号による振幅制御"計測自動制御学会講演会予稿集. 38. 159-160 (1999)
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[Publications] 神田貞治: "波形情報を用いた構造物探査用緒音波CTの画質改善"計測自動制御学会講演会予稿集. 38. 167-168 (1999)