1999 Fiscal Year Annual Research Report
仮想現実感を用いたマクロ世界からナノ世界へのテレマニピュレーションに関する研究
Project/Area Number |
10450164
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
橋本 秀紀 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (30183908)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原島 文雄 東京都立科学技術大学, 学長(研究職) (60013116)
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Keywords | Micro / Nanorobotics / 原子間力顕微鏡 / テレオペレーション / ハプティック / Tele-touching / 2-D micro / nano-assembly / task-based control / トライボロジー |
Research Abstract |
本研究では、一つのアプリケーションとして遺伝子操作を目指しているため、スレーブにはAFMを採用している。テレ・ナノマニピュレーションを行うためのシステムをTele-Nanorobotics systemと呼んでいる。 申請者らは、nmとμmの分解能の粗い部分とnmの分解能の精細な部分を持つポジショニング・システムとピエゾレジスティブ・カンチレバーを使うことで、独自のAFMを製作した。ポジショニング・システムは試料を動かすのに使われ、ピエゾレジスティブ・カンチレバーは光学的感知方式をとる従来のカンチレバーに比べコンパクトで安価である。 現在あるインタフェースは、3次元VRグラフィックスと1自由度マスタデバイスである。3次元VRグラフィックスでは試料表面の形状とカンチレバーのチップ先端の位置をディスプレイ上で提示している。1自由度マスタデバイスは、Z方向の動作(接触評価)を行える。 また、ナノ世界のZ方向にかかる力をモデル化したNano Simulatorを製作し、VR世界で1自由度マスタデバイスによる接触評価を行った。このシミュレータは、カンチレバーチップを球,試料の表面を平面であると仮定した上で、非接触部分のLennard-Jonesモデルと接触部分のJKRモデルにより、力モデルを考えてある。 実験の種類を以下に示す。 1.半自動制御による試料のプッシング 1自由度マスタデバイスを用いて試料表面までカンチレバーをZ方向に移動し(Tele-touching)、その後、3次元VRグラフィックス上でマウスを用いカンチレバーチップをXY方向に移動させ粒子を押す。 2.自動制御による試料のプッシング 試料表面へのアプローチから粒子のプッシングまで全てを、3次元VRグラフィックスとマウスを用いて自動的に行う。 実験に使用した粒子は、シリコン表面に置かれたlatex(100nm〜2μm)である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Metin Sitti,Hideki Hashimoto: "Micro/nano manipulation using atomic force microscope"J.of Industrial Science Research,University of Tokyo. Vol.51,8. 31-33 (1999)
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[Publications] Metin Sitti,Hideki Hashimoto: "Virtual reality-based teleoperation in the micro/nano world"J.of Industrial Science Research,University of Tokyo. Vol.51,8. 34-36 (1999)
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[Publications] Metin Sitti,Hideki Hashimoto: "Tele-nanorobotics using atomic force microscope as a nanorobot and sensor"Advanced Robotics Journal. Vol.13,4. 417-436 (1999)