1999 Fiscal Year Annual Research Report
磁石との吸着・離脱による非線形モード遷移を利用した新しい振動制御の実験と理論構築
Project/Area Number |
10450173
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
藤野 陽三 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20111560)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 吉郎 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50242003)
阿部 雅人 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (60272358)
|
Keywords | 振動制御 / 空力自励振動 / 磁石 / パッシブ制御 / セミアクティブ制御 / 摂動法 |
Research Abstract |
ケーブルを2自由度系にモデル化し,磁石ダンパーの効果を理論的に検討した.磁石から離れるタイミングが重要であることを明らかにし,磁力間隔をパラメーターにした制振効果を理論的に導いた.なお,非線形速度比例として,外力をモデル化した. 次に,磁石を用いたセミアクティブ制御の有効性を理論的に証明した.さらに,ケーブル構造を対象に,パッシブ・セミアクティブタイプの磁石を用いた制振システムを検討し,その有効性をシミュレーションにより明らかにした。
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] 阿部雅人,藤野陽三,尾松: "磁石ダンパーの基本的特性"構造工学論文集(土木学会). 46. 288-306
-
[Publications] Thomas,Fujino and Abe: "On Magnetic Damper"サマー国際シンポジウム(土木学会). 1. 60-63