1999 Fiscal Year Annual Research Report
土の動的破壊の遷移機構に関する研究 -液状化から繰返しせん断破壊まで-
Project/Area Number |
10450178
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
松井 保 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20029143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小田 和広 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (00185597)
田中 泰雄 神戸大学, 都市安全研究センター, 教授 (40144597)
内田 一徳 神戸大学, 農学部, 教授 (80111946)
鍋島 康之 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40263214)
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Keywords | 動的破壊機構 / 液状化 / 繰返しせん断破壊 / 中間土 / 塑性指数 / 細粒分(シルト,粘土分) / 粘土鉱物 / 土の物理的性質 |
Research Abstract |
人工的に作成した中間土の物理的性質と静的な強度特性を明らかにした昨年度の結果を踏まえ,今年度は人工中間土を用いた繰返し三軸試験および繰返し中空ねじりせん断試験を行い,土の物理的性質と動的な強度特性の関係について明らかにした。特に塑性指数や細粒分といったこれまでの液状化判定法において重要な指標となっていた物理的性質との関係を検討した。その結果,同一細粒分でも細粒分に占めるシルト分や粘土分の含有率によって,かなり動的せん断強度が異なることが明らかになった。また粘土分については同じ粘土分含有率でも粘土鉱物の違いによって液状化強度曲線に大きな差が現れることがわかった。これらの動的試験結果を系統的に判断し,中間土の物理的性質,静的せん断特性および液状化強度特性の遷移傾向をかなり詳細にとらえることができた。 また,繰返し三軸試験と繰返し中空ねじりせん断試験結果を比較した結果,中間土の物理的性質の違いによって主応力回転の影響が液状化曲線に明らかに見られる場合とそうでない場合があることがわかった。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Matsui,T., Nabeshima Y. and EL Mesmary,M.A.: "Degradation in cyclic shear behavior and soil properties of saturated clays"Proceedings of 9th International Offshore and Polar Engineering Conference. Vol.1. 536-541 (1999)
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[Publications] M.A.EL Mesmary, Nabeshima Y. and Matsui,T.: "Development of cyclic hollow cylindrical torsional testing apparatus with bender elements"Technology Reports of the Osaka University. Vol.49,No.2356. 155-164 (1999)