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1998 Fiscal Year Annual Research Report

レドックス活性高分子薄膜の電子移動制御と機能発現

Research Project

Project/Area Number 10450319
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTokyo University of Agriculture and Technology

Principal Investigator

小山 昇  東京農工大学, 工学部, 教授 (40134845)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 立間 徹  東京農工大学, 工学部, 助手 (90242247)
Keywords誘電性高分子 / 高分子ゲル / 電子電導体 / イオン電導体
Research Abstract

本研究では、電子伝導性を示す導電性高分子化合物およびイオン伝導性を有する有機溶媒含有高分子ゲル化合物について、電子あるいはイオンの移動反応の制御と促進に焦点を置き、研究を行った。
1. 新規導電性高分子の合成と電子移動触媒作用の評価
主鎖上にスルフォルニ基(-SO_3^-)や電気化学的に活性なチオール基(-SH)を有するスルホン化ポリアニリンの合成を行った。得られた有機イオウ含有ポリアニリンの、有機イオウ化合物の酸化還元反応に対する触媒作用を調べたところ、スルフォニル基の導入により、2.5-ジメルカプト-1,3,4-チアジアゾール(DMcT)の酸化反応に対する触媒作用が高められることがわかった。また、水晶振動子マイクロバランス法を用いた測定により、スルフォン化ポリアニリンの酸化還元反応にともない、電解質溶液中のカチオンが移動することが確認された。また、本研究では、スルフォン化ポリアニリンと銅イオン等の金属イオンの複合化および電子移動反応についても評価を行った。
2. 高分子ゲル化合物の合成およびイオン移動反応の解析
本研究では、アクリロニトリル系およびメタクリレート系の高分子ゲル電解質の合成に行い、高分子ゲルの構造や架橋度、濃度、電解質の組成等が、ゲル中におけるイオン移動反応に及ぼす影響について評価を行った。交流インピーダンス法を用いて高分子ゲルの抵抗を測定した結果より、高分子濃度の増加および架橋構造の導入により、イオンの移動反応が遅くなることがわかった。また、電解質イオンの大きさを変えることにより、イオンの輸率を制御することができた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 岩久 正裕: "ポリマーバッテリーの最新技術 第4章4節 ポリマー電解質(PMMA系)" シーエムシー, 5 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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