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1999 Fiscal Year Annual Research Report

スモールプラネット温室を利用したグローバル環境保全型露地養液栽培に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10460012
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

伊東 正  千葉大学, 園芸学部, 教授 (80009323)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石井 雅久  日本学術振興会, 千葉大学園芸学部受入, 特別研究員
丸尾 達  千葉大学, 園芸学部, 助手 (20143266)
Keywords露地型養液栽培 / 培地組成 / 環境保全型農業
Research Abstract

本年度は前年度に建設した温室内にさらに多様な気象条件を創出し,それに適した露地型養液栽培システムを構築するために,人工光源装置,培地水分管理システムを増設し,熱帯,寒帯,乾燥帯の各気象条件を想定した環境の制御特性を検討した.制御対象としては,補光装置,培地内水分計測機器などであるが,これらの制御を介して目的の光強度,培地環境を創出できるかどうか検討した.その結果,補光により乾燥地帯の夏期における光環境に類似したものを創出することができた.また水分計測機器により,培地内の養水分の動態を調査した結果,試験遂行上問題ない誤差の範囲内で培地内部の環境作出できたことが判明した.
各種栽培環境における露地型養液栽培の試験についてはトマトの他に葉菜類を加えて行った.栽培方式としてバッグカルチャー型を用い,使用培地には,もみがらくんたん,やしがら,ロックウール粒状綿の3種類を供試した.その結果,前年度も含めて,植物体の生育,養水分吸収,収量,培地の価格等の面から検討した結果,3種の培地内では,もみがらくんたんが各種栽培環境における好適であることが判明した.今後は無機質培地としての砂礫等,他の培地も加えて比較検討していく予定である.
また,乾燥地を想定し,節水が可能な栽培システムを構築するため,昼夜温較差や日中の高気温を利用して温室内大気中水分から蒸留水を作成する装置を開発したが,日最大集水量は前者で0.45l/m^2,後者の方法で1.27l/m^2となり,いずれも実際栽培上で使用する量の水を作るには至らなかった.

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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