1998 Fiscal Year Annual Research Report
インターフェロン・タウと着床:胚の早期死滅の防止へ向けて
Project/Area Number |
10460127
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
今川 和彦 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (00291956)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 不学 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (20175160)
中山 裕之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (40155891)
澤崎 徹 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00012047)
酒井 仙吉 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80114487)
|
Keywords | インターフェロン・タウ / プロモーター / エンハンサー / GM-CSF / IL-3 / プロテインキナーゼC / 転写因子群 |
Research Abstract |
本研究の初年度(平成10年)は(1)インターフェロン・タウ(IFNτ)の免疫組織化学的な解析と(2)IFNτプロモーター/エンハンサーの解析を研究目的とした。目的(1)は完遂し(現在1報をJRDに投稿中)、(2)は現在進行中である。1FNτプロモーターの解析はIFNτ遺伝子の上流域をトランジェント・トランスフェクション法で導入したヒト胎盤絨毛性ガン細胞を用いて行ったところ、IFNτ遺伝子発現は母体側のサイトカインGM-CSFやIL-3によって誘導される知見を得た。すなわち、M-CSFやIL-3は胚仔側のレセプターと結合し、プロテインキナーゼC系の細胞内伝達因子群を活性化し、c-jun、c-fosやEtsなどの核タンパク・転写因子群の活性・産土あるいは半減期を制御する。それらの転写因子群がIFNτ遺伝子の上流域に結合することによって、IFNτ遺伝子発現が制御されることを発見した(現在1報をBiochem Jに投稿中、および1報をEndocrine Jにて印刷中)。現在平成11年度分の研究計画を実行中である。
|
Research Products
(1 results)