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1998 Fiscal Year Annual Research Report

自己血を用いた椎間板ヘルニアの治療

Research Project

Project/Area Number 10470304
Research InstitutionGifu University

Principal Investigator

清水 克時  岐阜大学, 医学部, 教授 (90170969)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久木 浩平  日本バイオリサーチセンター薬理研究部, 部長
西本 博文  岐阜大学, 医学部附属病院, 医員
坂口 康道  岐阜大学, 医学部附属病院, 助手 (60301214)
細江 英夫  岐阜大学, 医学部附属病院, 講師 (60219186)
Keywordsカルパイン / カルパスタチン / 化学的髄核融解
Research Abstract

椎間板ヘルニアに対する椎間板内注射療法の安全性を証明するために、まず我々は家兎およびヒトの髄液のカルパインの活性を測定した。その結果、髄液にはカルパインの活性は認められなかった。次に髄液にカルパインを加えてカルパインの活性を測定すると、カルパインの活性が阻害されているフラクションがあった。この結果より、髄液中にはカルパインは存在せず、カルパイン活性を阻害する物質が何か存在するのではないかという予測に至った。
この阻害物質が何であるかを調べるため阻害物質の含まれるフラクションのウェエタンブロティングを施行した。その結果、この物質はカルパスタチンと非常に分子量が近いことが分かった。
以上の結果より次のような予測を立てた。
(1) 椎間板内注射療法の際、誤ってカルパインを髄液中に注入しても、髄液中に存在するカルパインを阻害するカルパスタチンの働きによりカルパインの活性は失われるのではないだろうか。
(2) 髄液中のカルパスタチンでは阻害しきれないカルパインが誤注されたとしても、あらかじめカルパスタチンを精製しておき、それを注入すれば、カルパインの活性は阻害できるのではないか。
今後これらの予測の基で実験を続けていぐ予定である。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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