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1999 Fiscal Year Annual Research Report

前立腺癌の進展増悪殊に、アンドロゲン依存性の喪失機序に関する分子生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 10470335
Research InstitutionMie University

Principal Investigator

川村 寿一  三重大学, 医学部, 教授 (70026839)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山川 謙輔  三重大学, 医学部, 助手 (00230326)
林 宣夫  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (70198852)
有馬 公伸  三重大学, 医学部・附属病院, 講師 (10175995)
Keywords前立腺癌 / α6インテグリン / Sp1 / マップカイネース
Research Abstract

アンドロゲン非依存性前立腺癌において、MAP Kinase経路がα6インテグリン転写調節に関与していることを証明することを目的に、3種類の前立腺癌細胞株、アンドロゲン依存性LNCaP、アンドロゲン非依存性LNCaP(AIDL)およびPC-3におけるα6インテグリンプロモーター解析、および、MAP kinase kinase1/2インヒビター(U0126)を用いて、MAP kinase経路とα6インテグリン発現の関連性を検討し以下の結果を得た。1)プロモーター解析、およびゲルシフトアッセイより、転写開始部位より-48〜-43bpに位置するSp1結合配列が責任転写部位であることを同定した.また、アンドロゲン依存性、非依存性での相違を調べたところ、プロモーター活性および、mRNA発現量と同様、Sp1の結合能がアンドロゲン非依存性前立腺癌細胞において増加していた.つぎにU0126を作用させたところ、プロモーター活性、mRNA発現量および、Sp1の結合能すべてが抑制された。また実際MAP kinaseの活性を測定したところ、PC-3,AIDL,LNCaPの順にその活性が高かった。以上の結果より、Sp1はα6インテグリンプロモーター調節における主たる転写因子であり、アンドロゲン非依存性前立腺癌細胞において、MAP kinaseよるSp1の結合能の増加、およびその結果としてα6インテグリン発現の上昇が転移、浸潤に関与していると考えられた.この結果に関しては論文を作成し終わり、投稿中である。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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