1999 Fiscal Year Annual Research Report
形成外科の臨床・研究・教育におけるコンピュータ・ネットワークの応用
Project/Area Number |
10470376
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
小林 正弘 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (30195812)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 剛 慶應義塾大学, 医学部, 専任講師 (60169571)
千代倉 弘明 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (50227352)
中島 龍夫 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (40095633)
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Keywords | 形成外科 / 臨床 / 研究 / 教育 / コンピュータ / ネットワーク / コンピュータ支援外科 / マルチメディア |
Research Abstract |
形成外科における臨床・研究・教育の3つの分野において、それぞれ、遠隔診療、遠隔シミュレーション、オンライン3次元CGテキストを核としたネットワーク応用に関する研究を行った。 臨床における応用としては、ネットワーク上の遠隔診療システムとして、電子メール、静止・動画像の伝達による医療相談システムの構築と相談事例のアーカイブの構築を行った。ネットワーク上の患者向けマルチメディア・テキストとして、形成外科の概念・取り扱う疾患、高度先進医療、新しい治療法などの紹介、及び、疾患・手術法各論の解説を目的としたマルチメディア・テキストの作成を行った。 研究における応用としては、遠隔シミュレーション・システムとして、顔面神経麻痺、口唇裂に関する手術シミュレーションを、ネットワーク上のグラフィワック・ワークステーションにて実行し、これを共有するシステムの構築およびその有用性の検証を行った。また、ネットワークによる研究情報の提供として、当施設における学会発表、発表論文に関するアーカイブ、また、形成外科、コンピュータ支援外科、光造形法3次元実体モデルなどの関連分野に関する研究情報の収集の追加を行った。 教育における応用としては、ネットワーク上の学生・研修医向けマルチメディア・テキストとして、3次元的な構造の理解を必要とする、皮弁に関する解剖、口唇・口蓋裂の手術手技などについてのインタラクティブ3D CGテキストの作成を行った。また、ネットワークによる教育に関する資料・情報の提供として、講義内容のアーカイブを作成、学内ネットワークによる公開を行った。
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[Publications] 小林正弘 ほか: "形成外科の臨床・研究・教育におけるコンピュータ・ネットワークの応用"日本コンピュータ支援外科学会会誌. 7巻1,2号. 18-18 (1999)
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[Publications] 田中乃悟 小林正弘 ほか: "人体テンプレートとラティス構造を利用した頭部3次元モデルの生成"日本コンピュータ支援外科学会会誌. 7巻1,2号. 12-12 (1999)