1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10470397
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
|
Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
西沢 俊樹 国立感染症研究所, 口腔科学部, 室長 (00072942)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 奨 国立感染症研究所, 口腔科学部, 主任研究官 (80072958)
|
Keywords | ペプチドワクチン / 平滑面う蝕 / ペプチド抗原 / アグレトープ / コンジェニックマウス / 抗体誘導能 / 交叉反応性エピトープ |
Research Abstract |
本年度の研究実施計画に則り、一連のB10.コンジェニックマウスにユニットペプチドおよび、そのV(バリン)置換ペプチドをそれぞれ免疫し、抗体産生能を比較することによりそのアグレトープを解析した。 その結果、ユニットペプチドはB10.A.B10.D2、B10.BRの3系(1-A^a,I-A^dおよびI-A^k)のマウスでPAcに交叉反応性の抗体を誘導できることが明らかとなった。またその際、B10.D2に対しては6番目のLと13番目のLが、B10.Aに対しては1番目のTと2番目のYおよび8番目のQが、B10.BRに対しては5番目のAと8番目のQが、それぞれアグレトープに必須のアミノ酸残基と推定された。現在、その確認実験を計画中であり、その後、ユニットペプチドの交叉反応性エピトープ(-Y---L--Y----)およびH-2の遺伝子型a,d,kのアグレトープに関与するアミノ酸残基を固定し、それ以外のアミノ酸残基を他の19種のアミノ酸残基とランダムに置換することによる『部位限定ペプチドライブラリー』の作製を試みる。他方、ユニットペプチドを種々のデザインで連結し、その抗体誘導能を比較したところ、アジュバント非存在下において、タンデム連結型において抗体誘導能が著しく増強されること、連結部にスペーサーとしてリジン1残基または2残基を用いることにより増強効果が高まること、ペプチドユニットのC末側に3残基アミノ酸KQYを附加することによっても誘導能の増強が認められること、等々が
|
Research Products
(1 results)
-
[Publications] H.Kato,H.Takeuchi, Y.Oishi, H.Senpuku, N.Shimura, N.Hanada and T.Nisizawa: "The immunogenicity of various peptide antigens inducing cross-reacting antibodies to a cell surfface protein antigen of Strepotococcus mutans." Oral microbiology and Immunology. (in press). (1999)