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1998 Fiscal Year Annual Research Report

生物学的に修復象牙質を形成促進する分化・増殖因子の分子クローニングとその応用

Research Project

Project/Area Number 10470417
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

山下 淳  岡山大学, 歯学部, 教授 (00066995)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 完山 学  岡山大学, 歯学部, 助手 (90294420)
窪木 拓男  岡山大学, 歯学部・附属病院・講師, 講師 (00225195)
滝川 正春  岡山大学, 歯学部, 教授 (20112063)
Keywords象牙芽細胞 / 歯質保全療法 / subtractive hybridization
Research Abstract

象牙質の形成に関わる各種の分化・成長因子が歯随への刺激時に産生されて歯随細胞、特に象牙芽細胞が活性化することによって、いわゆる修復象牙質が形成すると考えられている。本研究ではこの点に着目し、自己組織修復能力を活用した歯質保全療法の開発を目指して、修復象牙質の形成の際に特異的に発現している遺伝子の同定を試みた。
1. 歯に窩洞を形成したときの歯随細胞に発現する特徴的遺伝子の検出
・Wlstar系ラット(6週齢雄)の上顎第一大臼歯にダイヤモンドポイントを用いて注水下で歯随に近接する窩洞を形成した。1週間後に、ターゲットとした組織を含む歯冠歯随からAGPC法にてtotal RNAを抽出し、oligo(dT)-magnetlc beads(Dynal)を用いmRNAを回収し逆転写したところ、(-)鎖cDNAを約20mg回収した。
・Leygueらの方法を改変して行ったsubtractive hybridlzationにより(+)鎖cDNAを増幅して特徴的遺伝子の検出を行ったところ、ターゲットの(+)鎖cDNAからは250bp付近に2本のバンドを検出した。他方、窩洞を形成していない対照群の(+)鎖cDNAからは150〜300bpの間に3本のバンドを検出し、両者の、電気泳動パターンは互いに異なっていた。この結果はsubtractionを行ったターゲットの(+)鎖cDNAを鋳型としてPCRを行うことによって特徴的遺伝子をcDNA断片として検出する可能性を示唆するものである。
・現在検出したバンドのcDNA断片のクローニングとシークエンスを行っている。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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