2000 Fiscal Year Annual Research Report
顎骨欠損部への人工骨補填症例の長期経過観察に関する臨床的研究
Project/Area Number |
10470429
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Research Institution | 山梨医科大学 |
Principal Investigator |
大西 正俊 山梨医科大学, 医学部, 教授 (50014139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小澤 大作 山梨医科大学, 医学部, 助手 (50313797)
大月 佳代子 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (20185325)
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Keywords | 顎骨欠損 / 人工骨 / 補填 / 骨形成 / 再建手術 / アパタイト多孔体 / セラミックス / バイオマテリアル |
Research Abstract |
本年度の研究成果 本施設で1983年以降に人工骨補填材ハイドロキシアパタイトセラミックス多孔体を上顎、下顎の骨体部、歯槽提に適用した症例について、リコール可能な症例、画像検索の同意を得られた症例についての検索を現在続行中である。 基本的検索項目は臨床診察、視診による肉眼所見、触診による補填部の状態、とくに補填物の被覆粘膜、皮膚の表面性状、補填物の可動性、周囲組織との癒合、適合状態炎症、疼痛等の局所異常の有無などである。 画像検査については単純パノラマ撮影像を基本として、必要な場合にはCTX線像を追加して検索している。 また少数例については、Scintigraphyによる骨形成状態の検索を併せ行っている。 検索項目は補填材の補填部位を中心とした顎骨組織内の状態、補填材の変化、即ち吸収、破折などのほか、骨の新たな添加、複成の有無による多孔体気孔部の透過性の増減による判定を、また補填材周囲の骨組織の吸収、増成変化、などの各項目についてである。 現在可及的多数症例についての検索を行なっている課程であり、各々の結果の分析まとめ等は未だ行なっていないが、これらについては研究期間内にまとめるべく、データーの集計中である。
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