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1998 Fiscal Year Annual Research Report

ヒトリコンビナントGABA-A受容体のおける全身麻酔薬の結合部位について

Research Project

Project/Area Number 10470438
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

吉田 篤哉  九州大学, 歯学部, 講師 (00284521)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 怡土 信一  九州大学, 歯学部, 医員
池本 清海  九州大学, 歯学部, 教授 (90091272)
Keywordsパッチクランプ法 / ホールセルモード / 静脈麻酔薬 / リコンビナント / ヒトGABA受容体
Research Abstract

近年の分子生物学の進歩により、ヒトのGABA受容体サブユニットのcDNAが得られるようになった。我々はバキュロウイルス-sf9細胞系を用いて種々のサブユニット構成のリコンビナントのヒトGABA受容体をsf9細胞に発現させている。異なるサブユニット構成の受容体GABA反応に対する吸入麻酔薬、揮発性痙攣薬、静脈麻酔薬の効果を観察した。現有のパッチクランプ装置およびガラス吸引電極を用いてGABAおよび麻酔薬をYチューブ法を用いて急速に投与した。我々は麻酔薬としてプロポフォールを使用したが、プロポフォールは低濃度でGABA反応を増強するだけでなく、高濃度ではGABA-A受容体チャネルを直接活性化すること、さらに高濃度になるとブロックがおこることが報告されている。sf9細胞に対して上記のことを検討した結果、同様の結果が得られた。つまり静脈麻酔薬プロポフォールはリコンビナントのヒトGABA受容体に結合することにより誘発性内向きクロライド電流にアロステリック効果を及ぼした。将来的に我々は麻酔薬が結合するサブユニットを同定することが目標であるため、第一段階としてホールセルモードでの実験を行って結果を他の細胞と比較した上で、アウトサイドアウトパッチを作成しての電流のシングルチャネルコンダクタンスの測定を次年度に行う予定である。

URL: 

Published: 1999-12-13   Modified: 2016-04-21  

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