1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10470448
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyushu Dental College |
Principal Investigator |
木村 光孝 九州歯科大学, 歯学部, 教授 (70047801)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 讓治 長崎大学, 歯学部, 教授 (80085745)
祖父江 鎮雄 大阪大学, 歯学部, 教授 (60029973)
本川 渉 福岡歯科大学, 歯学部, 教授 (60084290)
荻原 和彦 日本歯科大学, 歯学部, 教授 (50095098)
下野 勉 岡山大学, 歯学部, 教授 (40028783)
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Keywords | 小児 / ウ蝕予防 / ウ蝕進行抑制 / 保護者教育 / フッ素の応用 / 定期検診 / 口腔清掃指導 / ウ蝕活動性試験 |
Research Abstract |
平成10年度は現在各大学において小児に対するう蝕予防、う蝕進行抑制に対する取組みが基本的にどのように行われているかを明らかにするため、全国29歯科大学の小児歯科学講座でアンケート様式で調査、分析を行った。 1. 保護者教育では集団指導に比べ個人指導に重点がおかれ、その指導内容も間食指導、口腔内清掃指導を中心とした指導が行われており、より個人の状態に応じた個別指導が主に行われていた。 2. 各大学においてフッ素の応用は積極的に行われており、又フッ化ジアミン銀溶液は3才未満の患児へのう蝕進行抑制剤として使用されていた。小窩裂溝填塞にはフッ素含有性シーラントを応用している大学が多かった。 3. 定期検診では間食指導、ブラッシング指導、フロッシング指導、フッ素剤やシーラントの応用がほとんどの大学において行われていた。またバイトウィングX-ray、プラークスコア算出、う蝕活動性試験もほぼ半数の大学において行われていることがわかった。 4. 非協力児への対応は、定期検診の間隔を短くするなどし、口腔清掃指導は保護者も含めて予防に重点をおいた対応を各大学ともとっていることがわかった。また各大学ともPMTC(Professional mechanical teeth cleaning)は有効であると考えており、大半の大学では実際に行われている。またコンピューターによるう蝕抑制の管理やレーザーの使用などは機器が高価なことからあまり利用されていないようであった。
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