1998 Fiscal Year Annual Research Report
咬合終末における微細な咬合接触運動の測定に関する基礎的研究
Project/Area Number |
10470454
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
鶴田 正彦 鶴見大学, 歯学部, 講師 (80089458)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
常盤 肇 鶴見大学, 歯学部, 助手 (90298266)
脇本 康夫 鶴見大学, 歯学部, 助手 (00201153)
桑原 洋助 鶴見大学, 歯学部, 教授 (30064348)
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Keywords | 顎運動 / 3次元6自由度測定 / 光学非接触式 / 咬合終末位 |
Research Abstract |
平成10年度の研究目的は、運動測定範囲が狭く精度の高い3次元6自由度顎運動測定装置を開発することである.本年度の研究成果である開発した測定装置の概略を報告する。装置の構成を次に示す. (1) 3次元画像処理装置(JM-2000T) CPU:DX4(クロック数100MHz)を使用。 (2) 狭視野スデレオCCDカメラ 測定領域:80X80X80mm、画像取り込み速度:90Hz/秒、測定精度:±50μm、設置方法:スタンドによる上下設置(カメラ間隔100cm)。 (3) 上顎および下顎フェイスボー カーボンファイバー製.上顎用、下顎用ともに正中部に3個ならびに左右側方部に各1個のLEDを具備する. (4) フェイスボー取り付けクラッチ ステンレス製薄板で、上下顎歯列唇側面にレジンおよび接着剤にて固定し、前方部でフェイスボーを固定する。 (4) 任意点指示ポインター(JMO114) 10mm間隔で2個のLED(10mm間隔)を設置したペンシルタイプの指示装置。 (5) ステレオカメラ校正板 カメラパラメーターの設定用で、25個のLEDが10mm間隔で正方形に設置されている。 (6) 測定、解析用ソフトウエアー 装置は狭視野での測定を主目的に製作されているため、下顎頭点の決定には、従来型のJM-1000と併用する必要があり、2台の測定装置を稼働させるためにあらたに基本ソフトを開発した。 基本ソフトはWindows3.1仕様であり、解析ソフトはWindows98に対応している。
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