1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10470516
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
神辺 眞之 広島大学, 医学部, 教授 (70034139)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 正彦 新潟大学, 医学部, 教授 (30018915)
山岡 和子 広島大学, 医学部, 講師 (10034183)
大島 哲也 広島大学, 医学部, 助教授 (40233100)
市原 清志 川崎医科大学, 助教授 (10144495)
井上 裕二 山口大学, 医学部・附属病院, 教授 (80213180)
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Keywords | 電子化 / 標準化 / 臨床検査情報 / 健康(IC)カード / 臨床検査情報システム(LIS) / 臨床検査項目コード |
Research Abstract |
今年度は2年計画の最終年度である。次の4点について研究し、成果を公表した。 1.臨床検査情報の電子化に関する標準通信プロトコールを試作した。自動分析装置(測定系)とコンピュータ(データ管理、解析系)の接続方法について、昨年から研究接続中のアメリカで開発された"ASTM"や国際的標準通信方法である"HL-7"やコンピュータのリレーショナルデータベースで管理する標準方法を検討し、論文にまとめた。 2.電子標準臨床検査情報用語集の一部分を作成した。昨年から検討してきた病理組識標本は電子化できなかったが、微生物に関する検査用語集を電子化した。特にウィルスに関して電子化した。また、日本臨床病理学会のホームページで臨床検査項目コード(ILAC10)の電子化を実現した。平成10年度で開発した顕微鏡画像ファイリングシステムで、微生物の基礎的研究を行い、第1回Internal Congress of the Asia Pacific Society of Infection Control(香港)で成果を発表した。 3.臨床生理検査単位の国際単位(SI単位)への変換をした。臨床検査情報を標準化するために臨床検査情報の単位の国際単位への変換(日本臨床病理学会標準化委員会)が行われているが、特に遅れている臨床生理情報の国際単位への変換を完了した。 4.健康(IC)カードシステムを試作した。臨床検査情報を将来にも活用できるような臨床検査情報システム(LIS)を利用した個人検査情報管理方法のための「健康(IC)カード」システムを開発し、日本臨床自動化学会で発表し、論文にもまとめた。
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[Publications] 川本仁: "呼気中Nitric Oxide濃度の測定方法"アレルギー. 47・4. 413-419 (1998)
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[Publications] 川本仁: "基礎疾患のないMycobacterium avium complex症の画像的特徴と発症,進展様式"日本呼吸器学会雑誌. 36・11. 928-933 (1998)
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[Publications] 神辺眞之: "検査データベース管理システムの未来像"臨床病理. 47・9. 843-849 (1999)
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[Publications] 神辺眞之: "臨床検査システムの現状と展望"月刊 新医療. 26・別冊. 37-40 (1999)