1998 Fiscal Year Annual Research Report
万人のための「地球と生命」博物館学習プログラムの開発-障害者も活用できる博物館-
Project/Area Number |
10480032
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanagawa Prefectural Museum of Cultural History |
Principal Investigator |
小出 良幸 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 主任研究員 (50211230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 武宏 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 技師 (30280796)
山下 浩之 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 技師 (60261195)
広谷 浩子 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 主任学芸員 (10205099)
平田 大二 神奈川県立歴史博物館, 学芸部, 主任学芸員 (70132917)
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Keywords | 博物館学習プログラム / 障害者 / 地球と生命 / デジタル博物館 / インターネット |
Research Abstract |
1 博物館情報に関するニーズ調査 博物館での生涯学習に対するニーズを調べた。ニーズ調査は、障害者と健常者の両方でおこなった。このような調査から、博物館を活用するためのニーズを分析した。また、健常者と視覚障害者の触覚テストをおこない、現在 その調査の分析中である。 2 博物館での学習プログラムの素案作り ニーズ調査に基づいて、博物館内での資料や設備を利用した室内での学習プログラムの素案をつくった。この素案に基づいて、実験的講座「大地の生い立ちを探る-大地の時の流れ-」をおこなった。 3 デジタル博物館の構築 博物館の情報をデジタル化(デジタル博物館)して、多くの人が使えるようにしている。デジタル空間での博物館をデジタル展示「特別展示地球のからくり」を構築した。また、博物館所蔵の大量の資料をパソコンに入力したデジタル資料館「神奈川の大地」と、音や動画を含むインタラクティブな学習プログラムデジタル講座「大地の生い立ちを探る」を構築中である。 4 ニューツールによるニューメソッドの開発 新しい道具(ニューツール)としてデジタル博物館を利用する。デジタル博物館の特別展示「地球のからくり」をインターネットで春から公開し、活用のためのケーススタディから新しい方法論(ニューメソッド)を開発する予定である。
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[Publications] 小出 良幸: "新しい地球科学の普及をめざして-だれでも使える博物館-." 地学雑誌. 107. 844-855 (1998)
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[Publications] 斎藤 靖二: "仮想「日本自然史博物館」" 地学雑誌. 107. 888-897 (1998)
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[Publications] 小出 良幸: "自然史博物館のリンク集." 地学雑誌. 107. 903-911 (1998)
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[Publications] 小出 良幸: "地球科学の新しい教育法試案-博物館における地球科学教育の刷新へのケーススタディ-." 神奈川県立博物館研究報告. 28. 29-55 (1999)
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[Publications] 小出 良幸: "インターネットのリンク・データベース-自然史博物館、理科教育、地球環境、障害者、地球科学に関するリンク集-." 神奈川県立博物館研究報告. 28. 109-126 (1999)
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[Publications] 小出 良幸: "冥王代の地質学的素描" 神奈川県立博物館研究報告. 28. 1-28 (1999)