1998 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット利用非同期型遠隔情報教育のためのコンピュータ援用教授システムの研究
Project/Area Number |
10480035
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
渡辺 成良 電気通信大学, 電気通信学部, 教授 (90008532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
織田 健 電気通信大学, 電気通信学部, 助手 (30260540)
桑田 正行 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (30126354)
田中 清臣 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (20017403)
平嶋 宗 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (10238355)
竹内 章 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00117152)
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Keywords | インターネット / 情報教育 / 遠隔教育 / 非同期学習 / コンピュータ援用教授システム / WWW教材 |
Research Abstract |
本研究は、情報教育を広く早急に国内へ普及させるために、WWW教材を遠隔地から授業に参加する同期的学習で、あるいは授業外の時間帯に非同期的学習で活用する際に、学習者を支援して滑らかな学習を達成させる教授システムを構成することを目的にしている。このため、その基本的な学習環境をインターネット利用技術で達成する方法を構築する。そこで、できるだけ短期間に基本機能を明示し、その評価を行なって利用可能なシステムを公表する。すなわち、本研究は、遠隔情報教育における学習つき実習教材を対象に、非同期学習に対する基本機能を備えたコンピュータ援用教授システムを2年で完成させ、公表することにした。作成した研究計画・方法に従い、以下のように研究経費を支出して研究を推進し、その成果を研究会等で発表した。 1. 既存のWWW教材を活用して、情報リテラシーの教科に関するWWW教材を作成し(渡辺、織田)、そのファイルサーバとしてワークステーションを購入した。 2. 学習環境を提供するパソコンを購入し、遠隔授業のための学習者インタフェースを構築した。(竹内、桑田)。 3. 電気通信大学と九州工業大学間で非同期学習の実験を行い、情報処理教育研究集会に参加し、SCSにより研究内容を公表した(渡辺、織田、竹内、平嶋)。 4. 同期的遠隔授業における教材学習履歴の分析法を開発するため、課題達成度の調査と質疑応答履歴のデータベース化を行った(田中、織田)。 5. ITS98国際会議(米国)に出席し、ワークショップでの発表、および研究内容のレビューなど、本研究の新規性・有用性を確認した(渡辺)。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 渡辺,佐藤,織田: "Web-Based Learningのための知的支援" 人工知能学会私的教育システム研究会資料. SIG-IES 9803-2. 13-20 (1998)
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[Publications] S.Watanabe,et,al.: "Impasse-Driven Evaluation and Assistance to Web Learners" Proc.of ICCE 98. Vol.2. 239-241 (1998)
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[Publications] 高階知巳,渡辺成良: "マルチエージェントシステムにおけるコラボレーション" 電子情報通信学会技術研究報告(教育工学). Vol.98,No.35. 85-92 (1998)
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[Publications] 渡辺,織田,竹内: "WWW教材の遠隔地学習者に対する支援システム" 平成10年度情報処理教育研究集会講演論文集. 715-718 (1998)
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[Publications] A.Takeuchi,et al.: "An Intelligent Adviser for an Interactive Learning Environment" Proc.of ED-MEDIA 98. 1366-1371 (1998)
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[Publications] K.Asami,A,Takeuchi,et al.: "A Dialogue Method for Assisting Students in Understanding Causalities in Physical Systems" Systems and Computers in Japan. Vol.29,No.6. 1-15 (1998)