1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10480062
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Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
柴山 潔 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 教授 (70127091)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新実 治男 京都産業大学, 工学部, 教授 (40144331)
平田 博章 京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (90273549)
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Keywords | プロセッサ / メモリ階層 / プロセッサ-メモリ間通信 / プロセッサアーキテクチャ |
Research Abstract |
(1)プロセッサ階層に適合するメモリアーキテクチャの設計 昨年度に設計した3種類のプロセッサ階層に適合するメモリ階層を選定し,それぞれのメモリ機能を設計した.その際,当該プロセッサ階層に適合するメモリ階層との整合性に注意し,そのプロセッサ階層が分担する機能に特化したプロセッサ-メモリアーキテクチャとした.具体的には,レジスタやキャッシュメモリの(撤廃を含む)見直し,メモリ(アドレス)空間の統合か分割かの決定など,プロセッサ階層に整合するメモリアーキテクチャを設計する必要があるとの知見を得た. (2)プロセッサ階層とメモリ階層との整合性に関する評価 (1)で設計したメモリアーキテクチャについてシミュレーション及びエミュレーションによって評価した.すなわち,3種類のプロセッサ-メモリ対に対して,そのプロセッサ階層とメモリ階層との整合性,すなわち,ボトルネックがないかどうか,を定量的に評価した.そして,(1)の研究過程にフィードバックし,プロセッサ階層アーキテクチャの再設計を行っている.
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[Publications] 平田 博章: "マルチスレッドプロセッサおよび1チップマルチプロセッサのための命令キャッシュ構成・命令フェッチ方式の性能評価"電子情報通信学会・論文誌. J81-D-I,5. 718-727 (1998)
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[Publications] 布目 淳: "時間的負荷変化量を考慮した超並列計算機向き動的負荷分散方式"電子情報通信学会・技術研究報告. CPSY-98-70. 73-80 (1998)
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[Publications] 本河 俊樹: "再帰的データ構造を対象としたループの並列投機実行方式"情報処理学会・研究報告. ARC-136-1. 1-6 (2000)
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[Publications] 柴山 潔: "コンピュータアーキテクチャ"オーム社. 413 (1997)