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1999 Fiscal Year Annual Research Report

注視点シフトのモデル化とこれに基づく適応型視覚の実現

Research Project

Project/Area Number 10480074
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

尺長 健  岡山大学, 工学部, 教授 (80284082)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 向川 康博  岡山大学, 自然科学研究科, 助手 (60294435)
Keywords注視点 / 階層型 / 動作認識 / 人物追跡 / ボトムアップ情報 / トップダウン情報 / 状態 / 視覚
Research Abstract

1.注視点シフト制御の計算モデル:物体モデル/事象モデルと画像処理の関係を整理し,両者を関連付ける枠組として階層型注視点制御モデルを検討した.このモデルを利用することにより,画像情報から生じるボトムアップ情報(「見える」に相当)と,物体モデル/事象モデルによって喚起されるトップダウン情報(「見る」に相当)を注視点の移動と状態変化で取扱える.本年度については,主に下記の2つの課題への適用を中心におき,一般的な計算モデルを検討した.
2.注視点制御による単眼視/複眼視協調型人物動作認識:動画像からの人物動作認識を例題として考え,注視点制御により人物の構造解析および動作解析を行う.このため,単眼人物検出・構造解析の高速化・安定化をはかり,また,多眼系でのステレオ構造解析モジュールの安定化を行った.また,連続性を考慮した姿勢推定モジュールの作成,および,注視点制御による各モジュールの協調について検討を行った.今後,人物(構造/動作)モデル・ステレオ・動画像などの多様な情報の統合を階層的注視点制御によって実現していく.
3.注視点制御による複雑環境下での人物追跡:階層型注視点制御による単眼視による人物検出/追跡系を試作した.最下層から順に,ウィンドウ・人物・世界・処理状態の各層を設けた階層型注視点制御モデルを用い,複雑環境下での人物追跡系を構成した.具体的には,単純な追跡と複数人物の交差時を別の状態として定義し,状態遷移による効率的注視点制御を実現した.今後,より複雑な状況への対応を検討していく.

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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