1998 Fiscal Year Annual Research Report

画像のイメージキーワードに関する研究

Research Project

Project/Area Number	10480077
Research Category	Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
Research Institution	Osaka City University
Principal Investigator	濱裕光大阪市立大学, 工学部, 教授 (20047377)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	松平進甲南女子大学, 文学部, 教授 (80067793) 佐藤昌子大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (80047232)
Keywords	絵画DB / イメージインデキシング / 役者絵 / 人物同定 / ベゼ曲線 / 曲線マッチング / 類似度 / 印象語
Research Abstract	画像DB(データベース)におけるイメージ検索に向けて、従来の文字キーワードに代わるイメージキーワードの作成アルゴリズムの開発を行う。人間の五感に対応して多種多様なイメージがあり、マルチメディアDBにおいては、人間の感性に基づく検索が不可欠となるであろう。また、検索だけでなく、分類や同定にもイメージが大いに役立つものと思われる。本年度の研究実績は、次のようにまとめられる。研究代表者(濱)の主な成果は、(1)ベゼ曲線の制御点の移動方向を考慮した新しい類似度計算法の開発、(2)顔の形状を表す印象語の収集・整理と物理量との関連付け(進行中)などがある。一方では、新しい視点として、(3)3次元マッチングを提案し、その手法の開発に着手した。線画の特徴マッチングを行うとき、従来は2次元空間上で行ってきたが、画家は実際の役者(3次元空間上に存在している)をイメージしながら描いたはずであり、2次元から3次元形状を予想してマッチングを行おうとするものである。本手法を写真からの人物同定に応用しようとすれば、その信頼性と柔軟性を高めるためには不可欠であると思われる。これらの成果は、学術論文、国際会議プロシーディングなど、数編の論文として公表されている。研究分担者(佐藤)の主な成果には、(4)色彩の誘目性、(5)テキスチャー知覚などに関する心理実験を行い、人間の視覚特性に関する知見を得た。また、研究分担者(松平)の成果の重要な点としては、(6)従来の資料に加えて、浮世絵研究の基礎資料を新しく収集・整理を行った。まず、役者評判記の幕末のもの数点を国文学研究資料館に依頼して写真焼き作成し、次に明治期の浮世絵研究に必要な『風俗画報』(雑誌)のCD-ROM版を用いて、江戸期から明治期の展開について研究した(進行中)。これまでの成果は、「上方浮世絵集成」として1冊の本にまとめられ出版された。

Research Products

(7 results)

All Other

All Publications (7 results)

[Publications] 濱裕光、Chunfeng Xing、柳重堪: "New High-Order Associative Memory System Based on Newton's Forward Interpolation" IEICE Trans.on Fundamentals. E81-A,12. 2688-2693 (1998)
[Publications] アラミン・ブイヤン、濱裕光: "Algorithm for Finding the Control Points of Bezier Curves" International Symposium on Audio,Video,Image Processing and Intelligent Applications(ISAVIIA). 98-102 (1998)
[Publications] アラミン・ブイヤン、ミンミンセイン、濱裕光: "On a Free Curve Matching Method" Proc.of IASTED Int.Conferernce,Signal & Image Processing(SIP'98). 473-477 (1998)
[Publications] 小林政司、岡本幾子、堀佳代子、川本冬子、佐藤昌子: "スポーツウエアにおける色彩の誘目性に関する研究-CRT画像に対する眼球運動の解析(その1.単色について)-" 繊維製品消費科学. 第40巻,第3号(掲載予定). (1999)
[Publications] 李元貞、佐藤昌子: "テクスチャー知覚に関する研究-布を例にして-" 日本生理人類学会誌. 第4巻、1号(掲載予定). (1999)
[Publications] 高橋美果、佐藤昌子: "回転混色による色の顕色に関する研究-赤,黄,緑,青への白色量,黒色量の加法性と色知覚の関係-" 平成9年度日本色彩学会関西支部大会講演論文集. 16-17 (1998)
[Publications] 松平進: "上方役者絵集成第2巻" 阪急学園池田文庫刊, 207 (1998)

1998 Fiscal Year Annual Research Report

画像のイメージキーワードに関する研究

Principal Investigator

濱 裕光 大阪市立大学, 工学部, 教授 (20047377)

Research Products

[Publications] 濱裕光、Chunfeng Xing、柳重堪: "New High-Order Associative Memory System Based on Newton's Forward Interpolation" IEICE Trans.on Fundamentals. E81-A,12. 2688-2693 (1998)

[Publications] アラミン・ブイヤン、濱裕光: "Algorithm for Finding the Control Points of Bezier Curves" International Symposium on Audio,Video,Image Processing and Intelligent Applications(ISAVIIA). 98-102 (1998)

[Publications] アラミン・ブイヤン、ミンミンセイン、濱裕光: "On a Free Curve Matching Method" Proc.of IASTED Int.Conferernce,Signal & Image Processing(SIP'98). 473-477 (1998)

[Publications] 小林政司、岡本幾子、堀佳代子、川本冬子、佐藤昌子: "スポーツウエアにおける色彩の誘目性に関する研究-CRT画像に対する眼球運動の解析(その1.単色について)-" 繊維製品消費科学. 第40巻,第3号(掲載予定). (1999)

[Publications] 李 元貞、佐藤昌子: "テクスチャー知覚に関する研究-布を例にして-" 日本生理人類学会誌. 第4巻、1号(掲載予定). (1999)

[Publications] 高橋美果、佐藤昌子: "回転混色による色の顕色に関する研究-赤,黄,緑,青への白色量,黒色量の加法性と色知覚の関係-" 平成9年度日本色彩学会関西支部大会講演論文集. 16-17 (1998)

[Publications] 松平 進: "上方役者絵集成 第2巻" 阪急学園池田文庫刊, 207 (1998)

濱裕光大阪市立大学, 工学部, 教授 (20047377)

[Publications] 李元貞、佐藤昌子: "テクスチャー知覚に関する研究-布を例にして-" 日本生理人類学会誌. 第4巻、1号(掲載予定). (1999)

[Publications] 松平進: "上方役者絵集成第2巻" 阪急学園池田文庫刊, 207 (1998)