1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10480247
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
中山 淑 上智大学, 理工学部, 教授 (00053653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 光博 東海大学, 医学部, 講師 (40119673)
鈴木 彰文 上智大学, 理工学部, 助手 (00221317)
炭 親良 上智大学, 理工学部, 講師 (40306981)
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Keywords | 超音波 / ずり (せん断) 弾性率 / 歪 / 計測 / 再構成 / 画像化 / ヒト乳腺組織 / ブタばら肉 |
Research Abstract |
1 超音波rfエコーデータ収集システムの組み上げ 超音波データ収集システムの核となる超音波エコー診断装置の性能評価・選定を行った。購入した装置(アロカ(株)製SSD5500)は、デジタル型診断装置と称される最新型のものであり、デジタル信号処理の施されたrf信号を直接的に取得することが可能である。本装置を用いることにより、歪計測・せん断弾性定数再構成の精度が飛躍的に向上することが期待される。さらにデータ収集取得装置(32Mbyte RAM内蔵)を立ち上げ、PC(Compaq Pro 400)制御下でのデ゙ータ収集を可能とすべく診断装置の改変を行った。現在、データ取得時に混入する雑音の低減などを含め、収集システムの手直しを行っている。 2 弾性定数画像の再構成・イメージング 乳腺組織における再構成・イメージングの技法の確立を指向し、上記システムを試験的に稼働することでブタばら肉を用いたin vitro実験に取り組んでいる。完全な2次元再構成を行うためにはエコーデータのノイズを低減する必要性が確認されたが、ビーム方向の変形データを積極的に利用する再構成アルゴリズムを用いることにより、in vitro実験においては初めて、弾性定数画像の再構成・イメージング化に成功した。 この他、前年度までの成果および本研究成果に関し、国際論文誌2件、国際会議1件、国内学会大会2件、研究部会2件の報告を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] C. Sumi: "A Robust Numerical Solution to Reconstruct a Globally Relative Shear Modulus Distribution from Strain Measurement" IEEE TRANSACTIONS ON MEDICAL IMAGING. 17・3. 419-428 (1998)
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[Publications] C. Sumi: "Fine Elasticity Imaging Utilizing the Iterative RF-echo Phase Matching Method" IEEE TRANSACTIONS ON FEROELECTRONICS, AND FREQUENCY CONTROL. 46・1. 158-166 (1999)
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[Publications] C. Sumi: "Verification of the Feasibility of Elasticity Tomography" Proc, of 20th Annual International Conference of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society. 826-829 (1998)
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[Publications] 炭 親良: "組織弾性断層法 (弾性CT) の開発に向けて" 日本超音波医学会基礎研究部会資料. 98・1. 11-13 (1998)
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[Publications] 炭 親良: "乳腺組織におけるせん断弾性定数 イメージング" 日本超音波医学会基礎研究部会資料. 98・4. (1999)
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[Publications] 炭 親良: "組織弾性断層法のシミュレーション超音波歪計測から弾性画像の再構成まで" 医用電子と生体工学. 36・supple. 347- (1998)