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1999 Fiscal Year Annual Research Report

環境共生都市の計画のための熱環境解析システム開発

Research Project

Project/Area Number 10555188
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

花木 啓祐  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00134015)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 荒巻 俊也  東京大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (90282673)
小宮 英孝  大林組, 技術研究所, 主任研究員
浦野 明  大成建設, 技術開発・第一部, 研究員
一ノ瀬 俊明  国立環境研究所, 地球環境研究センター, 主任研究員 (30231145)
Keywordsヒートアイランド / 熱環境 / 環境共生都市 / 人工排熱 / エネルギー
Research Abstract

東京都23区の全建物についてのポリゴン情報を元にして、建物からの人工排熱を推定する作業を行った。168万棟の建物の用途別内訳を求めたところ、戸建住宅がもっとも多く54%、集合住宅17%、住商混合12%、事務所4%となっているが、人工排熱の発生の基礎となる床面積で見れば、戸建住宅28%、集合住宅23%となっており、また事務所の比率も15%程度に達する。これらうち、事務所は床面積あたりの排熱が住宅よりもかなり高いことと、人工排熱量と排熱位置を変更できる可能性が大きいことから、まず事務所建物に着目した。これらの建物に対して、規模別に典型的な空調システムを実態調査を元にして仮定し、その空調システムを採用した場合の人工排熱量を昨年度てがけた空気調和設計モデルDOE-2を用いて解析した。もちろん東京の全事務所建物に対して空調モデルを適用することは不可能であるので、規模毎に床面積あたりの排熱原単位を求め、これをGISデータの床面積に乗じることによって人工排熱量を求めることとした。
一方、メソスケールの気象モデルを詳細に検討し、建物のさまざまな高さから人工排熱を排出した場合の影響を評価できるかどうかを検討した。本モデルにおいては、都市内に特に着目することから、都市部で解像度が高くなるようにメッシュを与えて計算を行っている。このモデルに計算上の鉛直のレイヤー別に人工排熱の面的な分布を前記の空調解析から求めて与えることになるが、本年度は同時並行的に作業を進めたため、床面積あたり一定の人工排熱量を与え、夏期についてシミュレーションを行い、妥当な結果が得られることを確認した。
一方、街区規模の快適性評価のシミュレーションについては、任意の風向、任意の建物方位に対して計算を行えるようにするために改良作業を進めた。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Urano A., T. Ichinose, K, Hanaki: "Thermal environment simulation for three dimensional replacement of urban activity"Journal of Wind Engineering and Industrail Aerodynamics. 81. 197-210 (1999)

  • [Publications] Ichinose. T., K. Shimodozono, K. Hanaki: "Impact of anthropogenic heat on urban climate in Tokyo"Atmospheric Environment/Urban Atmosphere. 33・24-25. 3897-3909 (1999)

  • [Publications] 泉岳樹,岡部篤行,貞広幸雄 花木啓祐,一ノ瀬俊明: "首都機能移転による熱環境変化の予測"環境システム研究(全文審査部門). 27. 171-178 (1999)

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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