1998 Fiscal Year Annual Research Report
デスクトップ型および可搬型ナノ構造欠陥その場分析装置の開発
Project/Area Number |
10555212
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
白井 泰治 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20154354)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
荒木 秀樹 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20202749)
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Keywords | 陽電子消滅 / 陽電子寿命 / 陽電子ビーム / 格子欠陥 / 非破壊検査 |
Research Abstract |
初年度にあたる平成10年度は、デスクトップ型の材料構造欠陥分析装置の開発をすすめた。具体的には、 (1) 磁場レンズによる磁界中の陽電子飛行軌跡のコンピュータ・シミュレーション (2) 上記シミュレーション結果に基づく陽電子ビームエネルギー選別用小型磁場レンズの設計・製作 (3) シミュレーション結果に基づく真空容器の設計・製作 (4) 線源装着部の設計・製作 (5) 温度可変型試料ステージの設計・製作 (6) 陽電子検出器(APDによる)及び消滅γ線検出器(BaF_2シンチレータによる)の設計・製作 (7) 寿命測定の為の電子計測系の構築 (8) 測定された陽電子寿命スペクトル解析の為のソフトウエアの整備 に従って進めた。今後システム全体の総合性能確認の後、広く技術の公開を行いその普及をはかる予定である。
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