1998 Fiscal Year Annual Research Report
順応型解析手法による大規模海洋骨組の構造設計支援システムの開発
Project/Area Number |
10555345
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
都井 裕 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40133087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李 廷権 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (40302624)
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Keywords | 海洋構造物 / 骨組構造 / 動的非線形解析 / 順応型解析手法 / 構造設計 / 最終強度 / 塑性 / 座屈 |
Research Abstract |
本研究は、実際の海洋骨組構造物の極限強度設計に適用可能な汎用的な解析・設計システムを構築することを目的としている。すなわち、海洋環境下において重要な動的非線形解析(動的弾塑性有限変形解析)における順応型Shifted Integration法の計算アルゴリズムを確立することを第一の課題とする。さらに、順応型Shifted Integration法に適合した並列処理ソルバー、プリ・ポスト処理システム、外力評価ルーチンを一貫したハードウェア環境において開発し、合理的・効率的な大規模海洋骨組構造設計支援システムを構成することにより、本手法の実用化へのプロトタイプモデルとすることを第二の課題としている。本年度は、順応型Shifted Integration法による骨組構造の非線形有限要素解析アルゴリズムを確立することを研究計画とした。すなわち、これまでの基礎研究において扱っていない動的弾塑性有限変形解析の計算手順を試計算により決定した。この計算手順に基づき、順応型Shifted Integration法による静的・動的弾塑性有限変形問題の有限要素解析パイロットプログラムを作成した。計算アルゴリズムの構成およびシステム設計は主として研究代表者が、プログラミング、数値計算およびシステム構築は主として研究分担者が担当した。プログラム開発および数値計算は、購入備品のディジタルサーバシステム7305を用いて行なった。これらの研究により、骨組鋼構造のクラッシュ挙動を含む動的非線形挙動に対して、計算効率およびロバスト性の高い有限要素解析アルゴリズムを確立し、次年度以降のシステム開発の基礎となるパイロットプログラムの準備が完了した。
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Research Products
(1 results)