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2000 Fiscal Year Annual Research Report

チーズホエーからのラクトフォリンの簡易分離法の開発とその製品の機能評価

Research Project

Project/Area Number 10556057
Research InstitutionUtsunomiya University

Principal Investigator

菅野 長右エ門  宇都宮大学, 農学部, 教授 (30011969)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 元島 英雅  よつば乳業(株), リサーチセンター, 主任研究員
飴谷 美智子  宇都宮大学, 農学部, 助手 (80240688)
東 徳洋  宇都宮大学, 農学部, 助教授 (30151062)
栗城 均  よつば乳業(株), リサーチセンター, 主任研究員
Keywords牛乳 / チーズホエー / ラクトフォリン / 簡易分離法 / 限外ろ過 / 乳化機能 / リポプロテインリパーゼ
Research Abstract

ラクトフォリン(LP)は、牛乳ホエーの耐熱性プロテオースペプトン画分の主要な糖タンパク質である。最終的に、チーズ製造時の酸ホエーからラクトフォリンに富む画分を精製する方法をパイロットプラントスケールにおいて確立した。すなわち、363kgのクワルクチーズ製造で生じた酸性ホエー(pH4.3)を50〜55℃に加温し、これを限外濾過装置(フォローファイバーPM500、分画分子量50万)で濃縮し、加水による膜透析を再度行い、総量22kgまで(ホエーの1/16)濃縮した。続いて、逆浸透膜装置で5kg(ホエーの1/70〜80)まで濃縮した後、pHを4.0に調整し、95〜100℃(煮沸)で30分間加熱処理し、3000rpmで15分間遠心分離して沈殿物を除去した。得られた上清を凍結乾燥してラクトフォリンに富む画分を54g得ることができた。本研究によって、ホエー中のラクトフォリンを主要成分とする画分をpH調整用試薬等を用いただけで、物理的な方法のみで高度に精製する実用的な方法を開発した。ラクトフォリンは非常に高い乳化性があることがすでに分かっているが、本研究によってラクトフォリンを主要成分とする画分を初めて経済的に製造することが可能となった。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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