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1998 Fiscal Year Annual Research Report

脂質蓄積調節酵素・レセプターの免液化学的抑制法の開発と低脂肪食肉生産への応用

Research Project

Project/Area Number 10556060
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

秋葉 征夫  東北大学, 農学部, 教授 (30005631)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀河 博  伊藤忠飼料, 総合技術研究部, 部長
田村 啓二  細菌化学研究所, 所長
佐藤 幹  東北大学, 農学部, 助手 (20250730)
Keywords脂肪蓄積 / 低脂肪食肉 / モノクローナル抗体 / リポプロテインリパーゼ / リポプロテインレセプター
Research Abstract

家畜の肥満を抑制し、「低脂肪食肉」を安定的に生産するための実用的な免疫化学的方法を開発することを目的として、本年度は脂肪組織での主要な脂肪蓄積調節酵素であるリポプロテインリパーゼ(LPLasc)モノクローナル抗体を用いた免疫学的制御作用を観察した。
(1) 抗LPLasc抗体連続投与による脂肪蓄積の抑制作用
研究代表者らが作成した抗LPLaseモノクローナル抗体(CLP-16)の具験的連続投与を行なった。4週齢の雄ブロイラーにCLP-16を一日一回静脈投与もしくは浸透圧ポンプによる連続投与により7日間投与したところ、腹腔内脂肪重量が対照区の約半分に減少した。また、飼料摂取量がコントロール区に比べ有意に低一下したのに対し、体重の減少はわずかであった。以上の結果より、LPLaseは鶏脂肪蓄積を制御する主要因である可能性が示された。
(2) 鶏脂肪蓄積制御要因のリポプロテインレセプター(LPR)の同定
脂肪組織のmRNAを調製し、これまで報告されている鶏リポプロテインレセプターの発現をRT-PCRで同定したところ、VLDLレセプターのみが発現していることが明らかとなった。さらに脂肪細胞細胞膜を用いてLigand blotを行なったところ、VLDLレセプター(95kDa)タンパク質が最も強く検出された。そこで、VLDLレセプターのモノクローナル抗体を作成するために、現在その精製を進めている。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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