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1999 Fiscal Year Annual Research Report

脂質蓄積調節酵素・レセプターの免疫化学的抑制法の開発と低脂肪食肉への応用

Research Project

Project/Area Number 10556060
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

秋葉 征夫  東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (30005631)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀河 博  伊藤忠飼料株式会社, 総合技術研究部, 部長(研究職)
田村 啓二  細菌化学研究所, 取締役所長(研究職)
高橋 和昭  東北大学, 大学院・農学研究科, 助手 (80183440)
Keywords脂肪蓄積 / 低脂肪食肉 / モノクローナル抗体 / VLDLレセプター / リポプロテインレセプター
Research Abstract

本研究は、 「低脂肪食肉」を安定に生産するための免疫化学的制御法を開発することを目的として、VLDLレセプター(VLDLR)およびリポプロテインレセプター(LPR)の抗体を作成するために以下の試験を行った。
(1)抗鶏VLDLR血清は鶏脂肪組織におけるVLDLRを特異的に認識することをWestern blot法で確認した。さらに脂肪細胞の細胞膜に本レセプターが存在することを免疫染色法で確認した。
(2)抗鶏VLDLR抗体を200μg/mlの濃度で脂肪細胞の培養を培地に添加しても、 ^<125>I-VLDLの細胞への取り込みはほとんど変化しなかった。しかし全てのリポプロテインレセプターのリガンドであるRecepter associate protein(RAP)を200μg/mlの濃度で添加したところ、^<125>IVLDLの取り込みが著しく減少した。
(3)各種リポプロテインレセプターの抗血清(VLDLR,LRP,LR11,LRP380)を用いて、脂肪組織におけるリポプロテインレセプター発現を検索したところ、VLDLRの他にLRPおよびLRP380が成長中の鶏脂肪組織に発現していることが確認された。しかし、その発現量はVLDLRに比べて小さいと推定された。
以上の結果から、脂肪細胞VLDLR抗体の作成には、VLDLRタンパク質の全長を用いるより、RAP認識部位およびその周辺配列を抗原とし用いることが適切であると推測された。
(4)肝臓に発現するLRPは未だその全貌が明らかではない。そこでこれまでの研究で申請者らがすでに明らかにしたLPRのアミノ酸配列より、RT-PCR法、3'-RACE法、コロニーハイブリダイゼーション法、リガンドスクリーニング法で本レセプターのクローニングを試みたが、現在のところ有効な配列は得られておらず、引き続きスクリーニングを進行中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Kan Sato: "Lipoprotein hydrolysis and fat accumulation in chicken adipose tissues are reduced by chronic administration of lipoprotein lipase monoclonal antibodies"Poultry Science. 78. 1286-1291 (1999)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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