1998 Fiscal Year Annual Research Report
末梢血行動態無侵襲計測システムの開発と健康管理への応用
Project/Area Number |
10557044
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中村 秀喜 徳島大学, 医学部, 助教授 (70172426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 以徂子 徳島大学, 医学部, 教務員 (90116848)
中堀 豊 徳島大学, 医学部, 教授 (10172389)
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Keywords | 末梢血行動態 / 無侵襲計測 / 血管弾性 / 健康管理 |
Research Abstract |
末梢血管レベルでの動脈硬化や加齢による血管弾性の変化の定量的評価および末梢の血行動態を指標とした物理的環境刺激の生体影響の客観的総合的評価を可能とするような計測システムを確立するため、計測システムの製作および測定に関する基礎実験を実施した。 まず、二波長のLEDとフォトダイオードを使用した従来の血液量センサーを改良し、指など末梢において加圧用荷重の圧を増減しながら、そのセンサーからの信号を組織SO_2・Hbモニター(改良型)により計測するためのシステムを構成した。具体的には、(1)全血液に関係する800nmなどの2波長の発光ダイオード(LED)を使用した血液量センサーの改良を行った。(2)指など末梢血管レベルで血液量の定量的評価を試みた。 また、末梢血管床の弾性の計測についての基礎的検討では、カフを装着した圧迫(血圧測定の原理)とは根本的に異なる発想で、荷重変化に対する末梢血管床の応答を定量的に評価し、血管床の弾性特性の定量計測について検討した。 さらに、末梢用カフを指の基節部に装着しカフ圧コントローラーで圧を制御しながら末梢部で血液量、弾性特性以外の末梢血圧、組織血流量、末梢血管抵抗、組織代謝指標(酸素飽和度、末梢組織酸素消費量など)の同時計測についても検討した。 臨床診断やスクリーニングへの応用に供するために健常人を対象とした末梢血管床の弾性特性計測を中心に基礎的検討を行った。 以上の基礎的検討を踏まえ、加齢に伴う動脈硬化性変化や物理的環境刺激の末梢血行動態への影響の観察に応用していく予定である。
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[Publications] Toda,M.: "Linkage-disequilibrium mapping narrows the Fukuyama-type congenital muscular dystrophy (FCMD) candidate region to <100Kb." Amer.J.Human Genet.59. 1313-1320 (1996)
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[Publications] Miyake,M.: "YAC and cosmid contigs emcompassing the Fukuyama-type congenital muscular dystrophy (FCMD) candidate region on 9q3l." Genomies. 40. 284-293 (1997)
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[Publications] Nakamura,H.: "Development of noninvasive measurement of peripheral circulation and its medical application" (Environmental Health and Preventive Medicine. 2. 1-10 (1997)
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[Publications] 中村秀喜: "プライマリケア体験に対する学生の評価" 医学教育. 29・5. 282-282 (1998)
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[Publications] 中村秀喜: "老人保健実習(早期体験実習)の教育評価-学生の自己評価および教官による学生評価" 医学教育. 29・5. 351-352 (1998)
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[Publications] 中村秀喜: "老人保健実習まとめーEarly Exposureの導入とその実施経過ー" 徳島印刷センター, 136 (1991)
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[Publications] 中村秀喜: "コミュニティ基盤のプライマリ・ケア学習ー早期曝露・反響曝露によるモチベーション" 徳島印刷センター, 194 (1997)