1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
10557081
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
橋本 公二 愛媛大学, 医学部, 教授 (00110784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋村 悦朗 大塚製薬(株), 応用開発部, 部員
東山 繁樹 大阪大学, 医学部, 助手 (60202272)
花川 靖 愛媛大学, 医学部・附属病院, 助手 (90284398)
白方 裕司 愛媛大学, 医学部, 助手 (50226320)
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Keywords | 人工皮膚 / 三次元培養 / アデノウィルスベクター / HB-EGF |
Research Abstract |
本年度は人工皮膚作製法の確立とHB-EGF組み込みアデノウィルスベクターの作成を行った。1. 人工皮膚作製法の確立:線維芽細胞をコラーゲンゲル内で培養し、その上にケラチノサイトを播種・増殖させた後、さらに空気曝露により分化を誘導し重層化させた。重層化した三次元培養皮膚の構築成分について免疫組織学的ならびに電子顕微鏡的に検索したところ、細胞接着分子(desmoglein 1,3,desmoplakin,E-cadherin,b1 integrin)、分化のマーカー(involucrin)は正常表皮と同様に十分に発現しており、基底膜構成成分であるヘミデスモゾームの形成は良好で、類天疱瘡抗原、β4integrinも十分に発現していたが、基底板、係留線維の形成は認められるものの不連続で、不完全なものであった。大きさでは、直径75mmの三次元培養皮膚の作成は可能であった。 2. HB-EGF組み込みアデノウィルスベクターの作成:HB-EGFcDNAをコスミドカセットに組み込みCOS一TPCと共に293細胞へcotransfectした。homologous recombinationによりHB-EGFが組み込まれたことを確認し、さらに293細胞に感染させ大量に増幅した後、超音波処理、塩化セシウム密度勾配法にて精製・濃縮しPBS(-)に対して透析後、-140度にて保存した。この組換えアデノウィルスベクターをケラチノサイトに感染させ、HB-EGFの発現を抗HB-EGF抗体を用いた蛍光抗体法にて検討したところ、HB-EGF蛋白の発現が認められた。
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