1998 Fiscal Year Annual Research Report
新しいゴナドトロピン誘導性転写因子GIOTの遺伝子診断への応用
Project/Area Number |
10557099
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
宮本 薫 群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (30125877)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峯岸 敬 群馬大学, 医学部, 講師 (00209842)
保坂 公平 群馬大学, 医学部, 教授 (70108992)
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Keywords | 卵巣 / 腫瘍 / 遺伝子診断 |
Research Abstract |
婦人科における悪性腫瘍とGIOTの関連を明らかにするため、卵巣悪性腫瘍におけるGIOTの発現をノーザンブロット解析やRT-PCR、さらには免疫組織化学及びin situhybridizationによって検討した。まずヒトGIOT遺伝子を、ヒト卵巣のcDNAライブラリーからラットGIOTのcDNAをプローブに用いてクローニングし、その構造を決定した。 次にヒトGIOTに対する抗体を作成した。 ヒトGIOTのロイシンリッチ部分のcDNAを酵母発現ベクターに導入し、酵母内でロイシンリッチ部分の蛋白質を発現させ、酵母抽出液から単離精製した。 精製した蛋白質を抗原として家兎を免疫し、ヒトGIOTに対する抗体を得た。 この様にして得られたヒトGIOTのcDNAとヒトGIOTに対する抗体を用いて、卵巣悪性腫瘍におけるGIOTの発現を調べた。 卵巣悪性腫瘍の特徴はその多様性であり、その発生機序も一様ではないと思われるが、腫瘍サンプルを便宜的に上皮性、間質性、胚細胞性に分けてそれぞれについてGIOTの発現の有無を検討した。 ヒトGIOTのcDNAを用いて腫瘍サンプルのノーザンブロット解析を行った。さらに、微量のGIOTの発現を検討するためヒトGIOT遺伝子に特異的なプライマーを合成しRT-PCRでその発現を検討した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Mizutani et.al: "Molecular cloning and functional expression of chicken luteinzing hormone receptor" Biochim.Biophs.Acta. 1397. 1-8 (1998)
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[Publications] H.Kishi et.al: "The effect of activin and FSH on the differentiation of rat granulosa cells." FEBS.Letters. 422. 274-278 (1998)