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1998 Fiscal Year Annual Research Report

レーザー光を用いた新しい細胞融合ならびに遺伝子導入法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 10557107
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

田口 喜雄  東北大学, 留学生センター, 教授 (70004885)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 黒川 良望  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (80215087)
大河内 信弘  東北大学, 医学部, 助教授 (40213673)
里見 進  東北大学, 医学部, 教授 (00154120)
佐藤 俊一  東北大学, 素材工学研究所, 助教授 (30162431)
伊藤 弘昌  東北大学, 電気通信研究所, 教授 (20006274)
Keywordsレーザー / 細胞融合 / 遺伝子導入
Research Abstract

レーザー照射装置の試作;YAGレーザーを光源とするパルスレーザー照射装置と、やはりYAGレーザーを光源とするレーザートラッピング装置を同一顕微鏡に装着した。その際に無菌操作が可能となるよう、これまで用いていた正立の顕微鏡ではなく、倒立顕微鏡で操作が可能になるようにレーザー装置を改良した。加えて、細胞やプラスミドをトラッピングするための微小位置決め装置(マニュピュレーター)、および画像処理装置(CCDカメラ)も本システムに組み込みシステムを完成させた。操作性の検討;このレーザー装置を用いて、ラテックス球などの微小物体を用いた模擬実験により本装置のトラッピング効果の基本的特性(パルスの出力、波長、照射時間、角度など)を詳しく解析した。加えて、リンパ球を用いて同様の実験を行い、生体に影響を及ぼさないトッラッピング・レーザーの波長、出力の検討を行った。細胞融合実験;リンパ球を用いて、細胞融合のレーザー照射の条件(接触面積、照射角度、レーザーの出力)を検討し、細胞融合に成功した。つぎにリンパ球とミエローマ細胞との細胞融合実験を行い、HAT selsctionにて融合細胞の性質検査を行った。その結果、リンパ球とミエローマ細胞の両方の正確を持つハイブリドーマが作成され、クローニングにも成功した。現在この細胞の増殖性、機能性を検討中である。今後は、遺伝子導入のための試作装置の最適操作法の確立のためにプラスミドを培地に添加したリンパ球細胞にパルスレーザーを照射し、遺伝子導入実験ならびにその遺伝子発現の検索を行う予定である。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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