発生工学的手法を用いた新たな口唇口蓋裂マウスの開発-生殖細胞の繁殖能と遺伝様式に関する研究-

1998 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 10557194
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
• Research Institution: Aichi Gakuin University
• Principal Investigator: 夏目 長門 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助教授 (90183532)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 新美 照幸 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (60291762) ; 古川 博雄 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 助手 (70291763) ; 河合 幹 愛知学院大学, 歯学部・口腔外科学・第二講座, 教授 (50064788)
• Keywords: 発生工学 / 口唇裂 / 口蓋裂 / A / Jマウス / 生殖細胞

Research Abstract

1、 我々は、厳密な遺伝学的管理により維持、繁殖が行われ系統特性も良く保存されているA/J、Awy、CL/Fr他4系統の、自然発生口唇、口蓋裂マウスを多数、所有しており、これらを用いて本研究のための実験系を作成した。
2、 我々の開発したマイクロマニュプレーター等を中心とした先の文部省科学研究費で導入した口唇口蓋裂遺伝解析システムを利用して、自然発生口唇、口蓋裂マウスの胎仔卵巣組織をin vivo、in vitroの状態にて保存する方法を確立した。
3、 他系統の異なる毛色遺伝子を利用し、それらをマーカーとして自然交配により卵巣移植の成否を判定し、口唇、口蓋裂発生胎仔卵巣の繁殖能力をみた。
4、 以上の結果について論文執筆中である。